コラム

 公開日: 2012-04-01  最終更新日: 2012-04-14

マナーうんちく話221≪人生の春と歓迎会≫

4月は、「卯の花」が咲く時期だから陰暦では「卯月」といいます。
しかし、陰暦(旧暦)と陽暦(新暦)では1カ月位のずれが有りますから、4月に卯の花が咲いているのを見かけることはまず有りません。4月と言えば何と言っても桜ですね。
岡山で「桜カーニバル」がスタートしましたが、開花はもう少し先になりそうです。

そして、4月は新しい「出会いの季節」でもあります。
期待と不安に胸を膨らませ、新入生や新社会人がデビューする時で、桜の開花と共に素敵な出会いが楽しみです。

ちなみに、ある調査では、新規就職した人が社会人になるに当たっての心境は、「期待」より「不安」の方が大きいそうです。そして、仕事をしていくに当たり、最も心がけていることは、「職場での人間関係」だとか。
このコラムでも、「良好な人間関係を築くお話」を沢山してきましたが、これからも積極的に発信していきますので参考にして頂き、人生の春を思う存分謳歌していただければ嬉しい限りです。

今回は、職場において、新しく加わる人と既存の人が、新たに人間関係を築く第一歩である「歓迎会」に触れてみます。

歓迎会とは、学校や職場などの団体で、新たに入って来る人と交流を深めるために開かれる会です。期待や不安や緊張などが行きかう歓迎会は、多々ある宴会の中でも特に大切な会にしたいものです。

勿論、主役は新たに入ってくる人ですが、その「主役に喜んでいただく」とともに、「歓迎する側の思い」をいかに伝えるかが、大きなポイントになります。
それでは、心のこもった歓迎会のポイントを解説します。

○迎える側のマナー
新たに入って来る人に、歓迎の気持ちをキチンと伝えるとともに、心地良い一時を過ごして頂くことです。そのためには気軽に話ができる雰囲気を作り、先ず話を聞く事が大切です。勿論、それに「美味しく食べて飲んで」が加わります。
主役の緊張をほぐしたり、職場の紹介もさりげなくしたりで、結構大変だと思いますが、「心を込める」ということが大切です。

特に「幹事」は大変ですが、幹事を依頼されたら、
・先ず快く受けて下さい。
・次に、日時・会場・予算・内容等を決めますが、会場にはなるべく直接出向き、交通の便、環境、店の雰囲気、料理、スタッフの接客態度等をキチンと確認することが大切です。
・当日は早めに会場に出向き必要事項をチェックします。この際、特に席次には注意が必要です。「上座」と「下座」に誰が座るか、必要に応じ席に案内することも大事な役割です。
・開宴に当たっては、挨拶をしたり、乾杯があったりで少し緊張するかもしれませんが、胸を張って凛とした態度で臨んで下さい。そして喜びの席ですから「笑顔」を絶やさないように、くれぐれも心がけて下さいね。
・主役の自己紹介のタイミングは大切です。
・宴会がスタートしたら、酒が飲めない人への気配りもお忘れなく。
・会をいかに盛り上げるかも大変大切な仕事です。出たとこ勝負でなく、細かなスケジュールを立てて下さい。分刻みの進行表はお勧めできません。少し余裕のある時間配分がポイントです。
・そして、宴会を上手に切り上げることも必要です。
・さらに、支払いや忘れ物のチェック、タクシーの手配、2次会への誘導等など。
苦労が多いと思いますが、反面やりがいもあります。

私もホテルの仕事を通じ、数えきれない位の歓迎会を担当しましたが、出来・不出来は「幹事」次第だといっても過言ではないと思います。
繰り返しになりますが、幹事を頼まれたら最高の自己アピールのチャンスと受け取り、前向きに取り組まれる事をお勧めします。

○主役の心得とマナー
主役の人にとっては、新社会人になって初めての行事です。先輩や上司と仲良くなって頂くためには、余り固くならないで等身代で望まれる事をお勧めします。
好感を持っていただくには、素直に、元気よく、はっきり、明るく振舞うことです。
また、「歓迎して頂きありがとうの気持ち」が何より大切です。

最近は酒が飲めない人も多くなってきましたが、乾杯は飲めなくても口は付けて下さい。
「酒が飲めない」ことを、キチンと伝えておくことも必要です。
但し、たとえ酒が飲めなくとも、「楽しい人」であるという振る舞いが大切ですよ。

ちなみに、上司や先輩からよくされる質問に、「なぜこの会社(組織)に入ったの?と聞かれたら、「職場の人や面接をして下さった方がとても好感が持てたから」と答えていただいたら、かなり良い感じになると思いますよ。

日本には、「同じ釜の飯を食う」とか、「盃を重ねる」という美しい言葉が有ります。
これから、長い間苦楽を共にし、絆を結び、絆を強めるための歓迎会です。
歓迎する方もされる方も、前向きの気持ちで参加して、共に心と心を交流して下さいね。

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

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