コラム

 公開日: 2012-03-26  最終更新日: 2012-04-14

マナーうんちく話218≪話し上手は褒め上手≫

突然ですが、「聞き上手」「話し上手」「ほめ上手」のうち、良好な人間関係を築く上で、最も効果が期待できるのはどれだと思いますか?

「ほめ上手」が一番で、次に「聞き上手」、そして「話し上手」だと言われております。

マナーは「思いやりの気持ち」を抱き、それを言葉や態度や文章で具体的に表現することです。そして「思いやりの気持ち」とは、相手に「不快感を与えないこと」と「好感を与えること」という二つの側面を有します。

そして、話しを聴いてもらったり、上手に話をしてもらうより、褒められた方が、ずーと気持ち良くなり、思いやりの気持ちが強く伝わります。


それでは、皆さんは、人の良いところを見つけて、それを口に出して褒めることは得意でしょうか?

私の場合は、接客業でしたから、常に「聞き上手」になることと「ほめ上手」になる事を心がけ、かなり努力を積みました。

お客さんの話を聞くことは、そんなに苦労しませんでしたが、正直言って、お客さんを褒めることは、かなり苦労しました。
しかし、一旦このスキルを身につけると、思わぬ効果が多々あります。
是非お勧めです。

そして、人を褒めるには、先ずその人の良いところを見つけ、それを、心を込めて褒めることです。「心を込めて褒める」ということは、上辺だけで褒めないということです。
また私の経験から言えば、外見的な面を褒めるのも良いですが、その人の性格を褒めてあげればなおいいです。勿論ケースバイケースですが・・・。

その大前提として、今までお話ししてきた、「人の話しをしっかり聞く」ことと、その人をしっかり「観察すること」も大切です。
さらに感性も必要です。そのためには、自然を観察したり、すでにお話ししたように、花の名前や花言葉を覚えることもお勧めです。

以前「衣食足りて礼節を知る」というお話をしましたが、相手を褒めるにあたり、自分自身をしっかり褒めてあげることは必要です。

また、人を育てる時も同じだと思います。
良いところを見つけ、大なり小なり褒めてあげることが大切です。


勿論、褒めるばかりが能ではありません。「叱ること」や「注意すること」も当然必要です。
特に、相手に対し不快感を与えるようなことが有ればなおさらです。
例えば、人の悪口を言ったとか、だらしない恰好をしている時等は、その場で凛とした態度で臨むことが必要と考えます。

但し、人を指導したり教えたりする時は、「叱ること」はまず有りません。
良いところを見つけ褒める。これにつきます。特に指導的立場にある人にお勧めです。

また、「もてる男」は「聞き上手」・「ほめ上手」と言われますが、「もてる女性」も、しかりだと思います。

ところで、昔の人は、褒めることについてはどうだったのでしょうか?

豊臣秀吉や、日本帝国海軍の山本五十六元帥も、人を褒めて使うのが実に上手だったそうです。日本を代表する武将ともあろう人が・・・、意外ですね。

また、アメリカ合衆国16代目大統領だったリンカーンは、「人は誰でも褒められることが好きなのだ。」という名言を残しています。

古今東西、老いも若きも、男も女も、褒められて怒る人はいないようですね。
私も、33年間のホテルでの接客の仕事を通じ確信しました。

加えて、孔子の発した、「人を褒めるならカケホメがいい」という言葉が有ります。
「人を褒めるなら、直接褒めるより、誰かを通じ間接的に褒めるほうが良い」という意味です。これもお勧めです。

それでも、褒めることが苦手なら、今日の天気を褒めることから始めて下さい。
天気を褒めるとは、晴れても、曇っても、雪が降っても、雨が降っても、それらを前向きの言葉で表現することです。

「相手を褒める」。
新年度に当たり、夢の種まきに是非加えて下さい。


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人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

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