コラム

 公開日: 2012-01-17  最終更新日: 2012-04-15

マナーうんちく話188≪玄関先でのコートのマナー≫

寒中の頃、コートファッションをお楽しみのことと思います。
日本は本当にモノの豊かな国になり、食べ物・着るものには贅が尽くされております。
まさに世界屈指の、「飽食の国」であり、「美食の国」であり、「ファッション大国」ですね。
実にすばらしいことです。

そして、それらに美しいマナーが伴えば、さらにすばらしいと思うのですが・・・。
何を食べているか?また、何を着ているか?ではマナーに差は出ません。
しかし、食べ方、着方にはその人の品格が全て反映されます。
そこで、今回はコートに関するマナーの解説です。

先ず、コートを着て個人宅や事業所等を訪問する時に、「どこでコートを脱ぐのか?」ということですが、洋風の家と和風の家では若干捉え方が異なりますが、日本では改まった訪問の場合は、玄関に入る前に外で脱ぐことをお勧めします。
理由は、《手土産の渡し方のコラム》でもお話ししたように、風呂敷や紙袋と同じ理屈で、コートも、塵や埃(ちりやほこり)が付着しているので、それらを部屋に入れないためです。

従って、外でコートを脱いだら、たたんで中に入りますが、たたむ時も裏返しにたたみます。(袖はそのまま)企業訪問の時や飲食店に入る時等も同じ扱いですね。

「コートは外で着る服」「コートは塵や埃がつくもの」と認識して下さい。

ただ最近では、自宅や自分の勤務する事業所などでは、コートを着たまま、出入りする方が圧倒的に多いようですが、そのような場合は、せめて脱いだコートに気配りをして頂きたいものです。ロッカーやコート掛けにキチンと掛けて下さい。その際、形を整え、ボタンを2か所くらいかけておくとよいでしょう。コートに対する貴方の優しい思いやりです。
お洒落にこだわる人ほど、その服への思いやりの心も大切にして下さい。

次に、帰る時には、挨拶を済ませて外に出てコートを着て下さい。
但し訪問先の人が、「どうぞこちらでコートを着て下さい」と言えば、「ありがとうございます」「お言葉に甘えさせていただきます」等とお礼を述べそれに従います。但しマフラーや手袋は外に出ての着用がお勧めです。
また、友達の家で、遠慮がいらない時には、「外は寒いからこちらでコートを着させていただきます」等と一言断って着られたら良いですね。


日本式では以上のようなマナーですが、欧米式は少し様子が異なります。
次回、靴やブーツの品の良いマナーに触れますが、日本の家には玄関に下駄箱が有ります。従って日本式のマナーもこれに沿うような形になりますが、欧米諸国では、玄関で靴を脱ぎません。寒い時期にコートを着て訪問した時には、「家の人がコートを預かります」と言ってくれたら、日本で言う「どうぞ中におはいり下さい」というような意味になります。従って、この言葉と共にコートを脱がれたら良いと思います。

さらに「レディーファースト」の原則も有ります。
高級レストランやホテル等では、係の人が「コートをお預かりいたします」と言って、コートは脱がしてくれますのでそれに任せて下さい。
私も長年のホテル勤務で、多くのお客様のコートのお世話をいたしました。
その時に、「ありがとう」「お願いします」の言葉が有れば嬉しいですね。ここにその人の品格が出ます。

お気に入りのコートを着たら、着たり・脱いだりする際のマナーもぜひ身につけて、訪問の時や華やかな場面で上品に振舞って下さい。次回はさらに難しい、玄関先での靴やブーツのマナーです。


この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

2

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
参加者の声

【和気町協働事業「バラ色未来創造大学」に参加された方の声(アンケートから抜粋)●講座に参加するたびに若返る気がします。この年で新たな生きがいができ大変うれしい...

講演会・研修会メニュー

【女性部・女性会向け厳選講座】商工会、法人会、各種団体女性部から婦人会、地域、企業、サークルまで幅広く対応できる人気講座で、人生を前向きに生き、身も心も精...

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーを身につけてハッピーな人生を!(1/3)

「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。形だけでなく、そこに込められた意味を理解したうえで身に付けることで、人間関係を良好にし、心の豊かさを取り戻せると思うのです」と、穏やかな物腰で語りかける平松幹夫さん。マナー講師、講演会講師と...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

講演・セミナーが大好評!老若男女をキラキラ魅せるマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1412《どこにでもいる嫌な上司。どう接する?》

「春一番」の季節になりました。春一番とは、「立春」から「春分」にかけて吹く強い南寄りの風ですが、昔から「...

[ ビジネスマナー ]

マナーうんちく話1411《新人を活かし職場を元気にする、迎える側の技量と環境》

今まで新入社員(職員)を迎えるにあたりその心構えに触れてきましたが、新入社員の能力はさて置き、彼らをどのよ...

[ ビジネスマナー ]

マナーうんちく話1410《あなたはどう思う?薄れゆく畳と日本人の感性》

約1100年前から畳の原料として使われている「イグサ」をご存知でしょうか?最近は生産農家が激減しているので...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1409《新人を快く受け入れ、職場を活性化する心構②》

【なにを、どのように教えるか】新人とは何もかも大きく異なるということを十分認識したうえで、あせらず、何を...

[ ビジネスマナー ]

マナーうんちく話1408《新人を快く受け入れ、職場を活性化する心構え①》

【彼を知り 己を知れば 百戦危うからず】孫子の非常に有名な言葉ですが、先ずは相手の事、つまり新人をよく...

[ ビジネスマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ