コラム

 公開日: 2012-01-08  最終更新日: 2012-04-16

マナーうんちく話184≪成人式!なぜ正月に祝うの?≫

冠婚葬祭行事の「冠」は、子どもが成長する過程における様々なお祝い事ですが、その由来は、貴族の男の子が大人になった証として、初めて冠を被る「加冠の儀式」です。

ちなみに、武家階級の子どもは「冠」ではなく、「烏帽子(えぼし)」を被る儀式を執り行いました。いずれにせよ、これらの儀式が済めば、もうりっぱに「一人前」と認知され、一族の繁栄に繋がるとされ大変重要視されていたようです。

ところで、男の子は「冠」や「烏帽子」を被る行事をしますが、女の子は裳(も)といわれるスカートのような物を着る儀式とか、長い垂れ髪を始めて結い上げる「髪上げの儀式」等を執り行います。

そして、男の子も女の子も、何歳から大人になるのかと言えば、昔は相当早くから大人になっていたようで、大体12歳頃から16歳頃が多かったようです。
当時の平均寿命は、今の半分以下だったので、成人になるのも、結婚するのも早くて当然と言えば当然ですが、当時の人は余程しっかりしていたのでしょうね。

また、現在では、成人式は立派な祝日の一つになっていますが、これは昭和23年に「成人の日」は1月15日と定められ、やがて1月の第2月曜日が「成人の日」になり、各地で式典や祝賀パーテイー等が盛大に執り行われています。
男性はスーツや紋付袴、女性は振袖や華やかなワンピースなどで装い、街中が大変華やかになるのは承知の通りです。
一時、参加者のマナーの悪さが問題になりましたが、良識のある行動が望ましいですね。

昭和23年に成人式が1月15日に定められた理由は、1月15日は「子正月」で、全国各地で多彩なイベントが催されていたためです。
ちなみに元旦を中心とした正月は「大正月」と呼ばれ、公的な行事が執り行われていました。これに対し、正月15日を中心としてその数日間は「子正月」といわれ、生活に関連した行事が中心になります。

それでは、なぜ正月に元服を祝うのかと言えば、正月には皆一様に年をとり、大変お目出度いとされるからです。2011年12月8日の「マナーうんちく話173《満年齢と数え年》」を参考にして頂ければより詳しくご理解いただけると思います。


加えて、成人式のお祝いは本来、家族や親族等で催すものですから、余程親しい間柄でなければ、あえてお祝いのプレゼントは不要だと思います。
それでも何かお祝いの品を贈りたいときは成人式の日までに、あるいは本人の誕生日に贈られるのがお勧めです。
あえてプレゼントはしなくとも、「おめでとう!」の言葉は是非かけてあげて下さいね。

成人式を迎え、お祝いの品を頂かれた人は、基本的には品物によるお返しは不要ですが、成人式に撮った写真等と共に、キチンとお礼を述べて下さい。
離れて暮らしている場合は礼状を出されるのもお勧めです。
「お礼のマナー」はとても大切です。
この機会にぜひ身につけて下さい。
「絆」を作り、育んでいくとは、つまりそのようなことです。
祈念 ご多幸!



この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
参加者の声

【和気町協働事業「バラ色未来創造大学」に参加された方の声(アンケートから抜粋)●講座に参加するたびに若返る気がします。この年で新たな生きがいができ大変うれしい...

講演会・研修会メニュー

【女性部・女性会向け厳選講座】商工会、法人会、各種団体女性部から婦人会、地域、企業、サークルまで幅広く対応できる人気講座で、人生を前向きに生き、身も心も精...

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーを身につけてハッピーな人生を!(1/3)

「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。形だけでなく、そこに込められた意味を理解したうえで身に付けることで、人間関係を良好にし、心の豊かさを取り戻せると思うのです」と、穏やかな物腰で語りかける平松幹夫さん。マナー講師、講演会講師と...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

講演・セミナーが大好評!老若男女をキラキラ魅せるマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1451《万物が躍動する時です。「人脈づくり」に励みませんか?》

先人は花が咲くことを「笑う」と表現しましたが、百花繚乱と言われるように多くの花が咲き乱れ、新芽が萌え出し、...

[ 人間関係を良好にするマナー ]

マナーうんちく話1450《「753現象」と上司と部下の関係》

突然ですが「七五三現象」をご存知でしょうか?新卒で就職した人のうち、中卒の人は7割、高卒の人5割、大卒の...

[ ビジネスマナー ]

マナーうんちく話1449《「就活」と「働き方改革」と「幸せ婚」》

「ドッグイヤー」「マウスイヤー」という言葉が産まれて久しくなりましたが、相変わらず社会情勢は大きな波にのま...

[ マナーの心得 ]

マナーうんちく話1448《「花水木」と「返礼文化」と「国際儀礼」》

桜がすっかり「葉桜」になりました。日本人の桜好きは特別で、桜の花が咲くプロセスを「一分咲き」「五分咲き」...

[ 人間関係を良好にするマナー ]

マナーうんちく話1447《「穀雨」の頃、雨や風のない人生には輝きがない》

「春は嵐と共にやってくる」とか「春に3日の晴れ無し」とも言われますが、春の天気は人の心と同じように、移り変...

[ 歳時記のマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ