コラム

 公開日: 2011-11-30  最終更新日: 2012-04-16

マナーうんちく話169≪晩婚化と適当な相手≫

11月30日の山陽新聞に、「進む晩婚化、平均初婚年齢 県内男性初の30代」という記事が掲載されていました。
長年ホテルでブライダルの仕事に携わり、また現在も結婚に関する講座やお見合いのお世話などをしている者として、所感を述べさせていただきます。

日本は世界一の長寿国ですから、晩婚化は何も不思議ではないような気がしますが、いくら長寿国になっても、女性が子供を産める年齢は決して高くなっているわけではありません。だから昔はそれに合わして「結婚適齢期」という言葉が存在したのだと思います。

早婚県岡山の結婚適齢期は、明治時代までは女性は10代で、男性も20までに結婚して人も珍しくなかったようです。中には14歳で嫁に行ったという記録もあります。
従って当時の女性は20歳を過ぎても独身だったら、「二十歳婆婆あー(はたちばばー)」等と陰口をたたかれたそうです。

大正に入ると、学校制度の普及とともに、兵役後に結婚するという風潮が高まり、適齢期は遅くなりますが、女性は依然として10代での結婚が多かったようです。

そして現在は、女性28,3歳、男性30,0歳という数字になり、世界一晩婚国日本!の平均値に肩を並べるようになってきています。

そしてその晩婚の大きな原因は、「適当な相手に巡り合えない」ということですね。

では、この「適当な相手」という人は、具体的にどのような人を指すのでしょうか?

企業も行政も、今、色々な所で、結婚を支援する「出会いパーティー」「合コン」なるものを開催していますが、そこに参加しても「適当な相手」に巡り合えないのでしょうか?

さらに「コンピューターマッチング」等というシステムもあるようですが、それでも適当な相手に巡り合えないのでしょうか?素朴な疑問が多々あります。
ここが漠然としていたら、お見合いにせよ、合コンにせよ、出会いパーティーにせよ、理想の結果は出ないと思っています。
大掛かりな調査になると思いますが、ここが一番のツボです。明確にすべきです。
つまり、この際、男性の本音、女性の本音を、しっかり把握すべきだと感じます。

今まで私が多くのカップルのお世話をして、最近特に感じているところは、女性の高学歴化に伴い、その女性の学歴により、結婚観、男性に求める条件等が大きく異なるということです。つまり、高卒、専門学校卒、短大卒、4大卒、名門大卒、大学院卒等により異なってくるということですね。
その点男性はそのような違いはあまりないように思いますが、本音をなかなか語ろうとしません。
美人好みか、かわいい人タイプか、性格重視か、自分の思いをストレートに表現しない人が多い気がします。勿論私個人の見解ですから、正確ではありませんが、多いに気になるところです。

仕事をしていると、昼ごはんなんか、「適当なメニュー」で済ませるケースが多いのに、結婚というと、「適当な相手」を容易に決められないのが現実です。

結論です。
「婚活」を、「下手な鉄砲数打ちゃ当たる式」で行うか、「一発必中」で行うか、その在り方は人それぞれですが、概して、皆さん、望みが高すぎる気がします。
相手に多くを求めるより、先ず自分自身のことをしっかり見つめるべきだと痛感します。






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