コラム

 公開日: 2011-11-28  最終更新日: 2012-04-16

マナーうんちく話168≪お歳暮の知識と贈答マナー≫

【冠婚葬祭の知識とマナー41】 御歳暮に関する知識と贈答のマナー

今年も、「お歳暮」の季節になりました。
毎年のことながら、贈る時、贈られた時、その人の品格が出るのが、贈答の在り方です。
そこで、その「由来」と「贈答のマナー」について解説いたします。

○お歳暮の由来は?
日本の贈答の由来は、なにかと神様の存在が大きいようです。
お歳暮も例外ではありません。
「歳暮」とは、本来、年神様を迎えるに当たって、必要な物を、親元や本家に届ける儀式に端を発していますが、今では、日頃お世話になっている人への感謝の気持ち、あるいは、ご無沙汰している人への、お詫びの気持ちを込めた贈り物の意味合いが強くなっています。
だから、贈る側も、贈られる側も、それなりの礼儀・作法が問われるわけです。

○誰に贈る?
親、親族、仲人、上司、先輩、得意先等です。
子どもの学校の先生や公務員には、迷惑をかける場合も多々ありますので、充分配慮して下さい。

○いつまでに贈る?
師走早々から20日くらいまで。但し正月に食べる食べ物はそれより遅い方がいいですね。お歳暮を送るのが遅れたら、「お年賀」として、1月7日までに届くようにするのも手です。
1月7日までに無理な場合は、「寒中お見舞い」とします。

○どのように贈る?
本来は、相手宅に訪問して、お礼の言葉と共に直接渡すのが礼儀ですが、最近はデパート等からの配送が多いようです。その際は、紅白の蝶結びの水引に熨斗をつけます。表書きは「お歳暮」です。但し、肉類・魚類・酒には熨斗は付けません。
配送の時は、贈りっぱなしでなく、出来れば季節のあいさつを兼ねて、なにを、どこから送って、いつ届くのか、という内容の送り状を先に送って下さい。電話でも構いません。
なお、訪問して渡す場合は《訪問の仕方のコラム》を参考にして下さい。

○贈る側や受け取る側が、喪中の時はどうする?
お歳暮は基本的にはお祝い事ではありませんので、贈る側や受け取る側が喪中でもかまわないと思います。但し、人それぞれです。こちらがいいと思って贈っても、相手が気分を悪くされたら、贈る意味が有りませんので、少し時期をずらし、「お年賀」か「寒中お見舞い」として贈る手もあります。

○お歳暮を頂いた時のお返しは?
お歳暮を頂いた時のお礼(お返し)は基本的には不要ですが、直ちに礼状を出されることをお勧めします。ここに、いただく側の品格が出ます。

○一年に1回だけなら、お中元とお歳暮、どちらを贈る?
基本的に、お中元をしたら、お歳暮も贈ります。どちらか1回だけなら、お歳暮です。

○そろそろ、お中元もお歳暮も、贈るのをやめたい時はどうする?
先ず、最初の年に、お中元だけやめて下さい。その代わりに「暑中見舞い」の葉書を出して下さい。お歳暮は贈って下さい。次の年は、お中元とお歳暮の両方を止めます。

お中元とお歳暮は、ともすれば年に2回の儀礼的な贈り物と考えられがちですが、前述したように、お歳暮は年神様をお迎えするための御供えを、親元や本家に持参するという、重要な行事だったわけです。お歳暮を通じ、大切な絆を絶やさないようにしたいですね。

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マナー講師 平松幹夫

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