コラム

 公開日: 2011-11-26  最終更新日: 2012-04-16

マナーうんちく話167≪どうする?被災地への賀状≫

日本は世界屈指の四季の美しい国ですが、同時に地震大国でもあります。
また津波も、英語で「TUNAMI」と表現される位多いのが実情です。
加えて毎年のように、台風による風水害も甚大なものが有ります。
そして今年3月に東北地方を襲った未曽有の災害・・・。

「一陽来複」という言葉が有ります。
冬は終わり春が来る。新しい年が来る。悲しい出来事が有った後には嬉しいことが待っている等という意味です。
来る年こそ、一陽来複を願いたいところです。

ところで、その一陽来複を祈念して、被災地への年賀状!
出していいのか?出さない方がいいのか?
何かと迷われている方も多いと思います。

考え方は大きく次のように、二つに分かれると思います。

○一瞬にして大切な人や物を失い、いまだに悲しみから癒されないので、とても新年を寿ぐ気持ちにはなれない。だから年賀状もだしたくないし、頂きたくもない。

○一時は大きな悲しみを味わったが、もう何か月も過ぎ、いつまでも沈んでいたのではいけない。気分を切り替え、兎に角前向きに生きて行きたい。だから年賀状も例年通り、出したいし、頂きたい。

前者の方に対しては、「おめでとう」の言葉は違和感を与えることになりますので、年賀状は一旦据え置き、年初めに「寒中見舞い」を出されることをお勧めします。
これは、厳寒の頃に、相手の健康を気遣うと共にこちらの様子も知らせる書状ですので、気兼ねなく素直な気持ちで発信することができます。
なお、寒中とは24節季のひとつ「小寒」(24年は1月6日)から、節分までの期間です。
節分が過ぎたら「余寒見舞い」になります。

一方、後者の方に対しては、積極的に励ましの言葉を述べてあげられたらよいと思います。
テレビや新聞の報道を見る限り、復興に向けて前向きに取り組んでおられる方が圧倒的に多いように思えます。
こんな時だからこそ、「プラス言葉」や「明るい言葉」が大きな励みになると思います。
先日、世界一幸福度の高い国の「ブータン国王ご夫妻」が来日され、被災地を訪問されましたが、それに大変勇気づけられた気がします。

ただ、すでに家も失い、避難所生活を余儀なくされている方、親戚や知人宅に身を寄せられている方も多いと思いますので、被災地の郵便事情等もよく確認して下さい。

いずれにせよ、喪中葉書でもお話ししましたが、現在の気持ちは、まさに10人10色です。年賀状が大きな励みになるか、かえって心を傷つけるものになるかは受け取られた人次第です。その人、その人に適応させて下さい。

年賀状にされるか?寒中見舞いにされるか?
いずれにせよ、余り形式にこだわった文章ではなく、一日も早く立ち直って頂きたい気持ちや思いやりの言葉を、自分の文章で、キチンと述べて頂くことが大切だと思います。
「形」より「心」です。




この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
お客様の声

●●テーブルマナーの本当の大切さが理解できました●●洋食のマナーには自信が有ったので参加しましたが、今回平松先生の講座を受講して「目からうろこ」と言う言葉をす...

出前講座

■絶対聴きたい!《女性会・女性部向け》厳選講座のご案内!商工会、法人会、各種団体の女性部会から、婦人会、地域、企業、サークルまで幅広く対応できる人気講座です...

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーを身につけてハッピーな人生を!(1/3)

「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。形だけでなく、そこに込められた意味を理解したうえで身に付けることで、人間関係を良好にし、心の豊かさを取り戻せると思うのです」と、穏やかな物腰で語りかける平松幹夫さん。マナー講師、講演会講師と...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

講演・セミナーが大好評!老若男女をキラキラ魅せるマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1369《幸運を呼ぶ「運盛り」のお勧め》

国土の7割以上を山で覆われている日本では、四季折々の山の様子を人に例えて非常におおらかな表現をしています。...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1368《二十四節気の一つ「大雪」と「イルミネーション」》

最近公民館、女性大学、地域、教育委員会、諸団体等からの「年中行事」に関する講演依頼が増えてきました。10日は...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1367《大切にしたい服装のマナー》

「クールビズ」や「ウオームビズ」が浸透したせいで、服装もかなりカジュアルになり、個性が尊重されるようになり...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1366《子どもにマナーを教えることができますか?②》

この度文部科学省の問題行動調査で、全国の国公私立の小中高、特別支援学校において「いじめ」が224540件発...

[ 親に身につけていただきたいマナー ]

マナーうんちく話1365《幸運を呼ぶ心の持ち方・過ごし方》

「笑う門には福来る」。「上方いろはかるた」に登場する一句です。最新の研究では「作り笑顔」でも、肉体的...

[ 日常生活におけるマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ