コラム

 公開日: 2011-11-22  最終更新日: 2012-04-17

マナーうんちく話165≪いい夫婦と勤労とマナー≫

11月22日は「夫婦の記念日」です。
1988年に制定され、次第に認知度も高まっています。
「敬老の日」「母の日」「父の日」「子どもの日」があるので、「夫婦の日」は有ってしかるべきでしょうね。大賛成です。

「愛している」という文化を持たず、いまだに「恥ずかしい文化」が存在する日本では、伴侶に思いを明確に伝えるのは難しいところです。
そこで、若い夫婦も、熟年の夫婦も、老年の夫婦も、この日ばかりは、日頃の感謝や敬意を形にしてみられては如何でしょうか?折角の機会です。

西洋には、「ブーケ&ブートニア」の起源になったと言われる、「ダズン・ローズ」という古い風習が有ります。日本の人前挙式で演出として再現される時もありますね。
男性が女性に結婚を申し込む際、12本のバラを花束にして贈り、女性はOKの返事として、その中から一本のバラをとり出し、男性の胸のポケットに挿したといういわれです。

日本には、「偕老同穴」という非常に美しい言葉が有ります。
ともに歳をとり、死んだら同じ墓に葬られる。つまり夫婦の愛情が長く続くと言う意味です。また、日本人の大変好きな、「初心忘るべからず」という言葉もあります。
この日ばかりは、二人が出会い、心をときめかし、結婚に至った頃を思い出し、旦那さんが奥さんに、12本のバラの花をプレゼントするのもお勧めです。


そして、23日は二十四節季の一つ「小雪」で、すでに雪だよりも届いております。
また「勤労感謝の日」でもあります。
戦後間もない1948年に定められましたが、それ以前は「新嘗祭(にいなめさい)」が執り行われていました。
難しい言葉ですが、新嘗とは、その年に収穫された新しい穀物のことです。

稲作を中心とした農耕文化を築いていた日本にとって、秋は、実りの秋・収穫の秋であり、豊作を、感謝し祝うための祭りは、とても大切な行事だったわけです。
だから農業に感謝する日にしたいという希望もあったようですが、農業だけでなく、商業も、工業も色々あるので、それらの仕事すべてに当てはまる、「勤労感謝の日」と名付けられました。

「いい夫婦の日」は互いに伴侶の存在に感謝するとともに絆を深める日、「勤労感謝の日」は勤労を尊び生産を祝い互いに感謝する日で、どちらも幸せな人生を歩むのに、欠くことのできない重要事項です。両立することが大切だと思います。

そして、「夫婦」も「仕事」も人間関係が一番です。
しかし、その人間関係が難しいのは、今も昔も同じです。

『智に働けば角が立つ。情に棹(さお)させば流される。意地を通せば窮屈だ。』
夏目漱石の言葉です。
知性だけで働けば人とうまくいかないし、人の感情ばかりに気を取られていれば自分自身が不安定になり、意志を貫こうとすれば自分を束縛する。
人間関係の難しさを例えている名句だと思います。

そこで、「いい夫婦」と「勤労感謝の日」にちなみ、マナーの存在を改めて見直してみられることをお勧めします。
同時に、いずれも、ほどほどの「妥協」が必要かもしれませんね。
『丸うならねば思うことは遂げられまじ』(樋口一葉)



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