コラム

 公開日: 2011-09-06  最終更新日: 2012-04-17

マナーうんちく話130≪香典の意味とマナー≫

【冠婚葬祭の知識とマナー8】 香典の意味と不祝儀袋のマナー

今の日本では、結婚式は約6割の人がキリスト教スタイルで式を挙げますが、葬式は9割以上が仏教で行います。さらにキリストの誕生日は盛大に祝いますが、お釈迦様の誕生日は殆ど話題にさえなりません。
クリスマスは大いに商売になるが、お釈迦様の誕生日を祝う「花まつり」は商売にならないからでしょうか?
皆さんはこの現状をどのように思われますか?
冠婚葬祭の、しきたりやマナーと、売り上げとは、切っても切れない関係が有ります。

今回は葬儀の時の熨斗袋の書き方ですが、霊や仏をどのように捉えるかによって、表書きが異なってきます。マナーの本は、「御霊前」が多いですね。
「人が亡くなってから仏になるまで49日要するから」というのがその理由のようです。
しかし、人が亡くなるとともに、仏になるという考え方もあります。
私は、「霊魂の存在をどのように捉えるか?」、そのことを明確にしなければ、葬式のスタイルを確立するのは難しいと考えます。しかし、日本の公立学校では、宗教教育がなされてないので、多くの人は、宗教や仏教の知識を持ち合わせてないのではないと思います。

マナーにはそれぞれその合理的な理由が存在すると何回もお話ししましたが、知識や一般常識が無ければ、どうしても不安になり、他人のする事がとても気になりがちです。
特に葬儀に関してはその傾向が強いと感じます。
日頃から宗教に関心を持ち、それなりの知識を習得し、自分なりの考え方を表現することも必要だと思います。


ところで香典とは、本来焼香の時に使用する「香の代金」のことです。香は大変高価なもので、焼香用に参列者が持参していたのですが、香の代わりに米などを持参するようになりました。喪主はその米をお金に換えて葬式費用に充てていたようです。ちなみに、そのお米が今のようにお金に変わったのは、昭和の初め頃から中頃でしょうか。
そのような理由で私は、香典の表書きは「御香典」と書きます。「御香典 平松幹夫」です。
以下、不祝儀袋の表書きを解説しておきます。


○仏式の葬儀
黒、白、銀の結びきりの水引で、表書きは「御霊前」「御香典」「御香料」が一般的で、下には贈り主のフルネームを書きます。この場合できれば薄墨をお勧めします。「突然だったので、ゆっくり墨をする時間が有りませんでした」「悲しみの涙で墨が薄くなりました」という理由からです。

○神式の葬儀
表書きは「御玉串料」、白、黒、銀の結びきりの水引。

○仏式の法要
「お供え物に変えて」という意味から、表書きは「御供え」、下に送り主のフルネーム、水引は白、黒、銀、黄等を使用します。

○香典返し
表書きは「志」として、下に送り主の苗字、あるいは○○家とします。例えば「志 平松」
「志 平松家」のように。
なお、葬儀・法要の知識とマナーについては順次詳しく触れて行きます。

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

69

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
参加者の声

【和気町協働事業「バラ色未来創造大学」に参加された方の声(アンケートから抜粋)●講座に参加するたびに若返る気がします。この年で新たな生きがいができ大変うれしい...

講演会・研修会メニュー

【女性部・女性会向け厳選講座】商工会、法人会、各種団体女性部から婦人会、地域、企業、サークルまで幅広く対応できる人気講座で、人生を前向きに生き、身も心も精...

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーを身につけてハッピーな人生を!(1/3)

「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。形だけでなく、そこに込められた意味を理解したうえで身に付けることで、人間関係を良好にし、心の豊かさを取り戻せると思うのです」と、穏やかな物腰で語りかける平松幹夫さん。マナー講師、講演会講師と...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

講演・セミナーが大好評!老若男女をキラキラ魅せるマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1394《厳寒の中のぬくもり!苦労を経験すればするほど人は磨かれる》

この冬最大級の冬将軍が居座っていますが1月20日は二十四節季の一つ「大寒」で、一年で最も寒い時期です。ま...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1393《「お名前頂戴できますか?」。この言いどう思いますか》

「類は友を呼ぶ」といわれます。そして良縁はさらに良縁を産みます。良い人間関係、良い本、良い音楽、心地...

[ ビジネスマナー ]

マナーうんちく話1392《寒い時期、心が温かくなる季節の言葉「木守柿」》

「生きることは食べること」といわれるように、食べるという行為は生きていく上で必要不可欠です。だから食べ...

[ マナーの心得 ]

マナーうんちく話1391《年中行事に込められた思い!小正月と小豆粥》

睦月も半ばを迎えましたが、元日にお迎えした歳神様が「三が日」「松の内」「七草粥」を経て次第に人家から遠のか...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1390《食べ物にも思いやりを!復活させたい「勿体ない精神」》

突然ですが、世界中に「日本食」とされる飲食店が幾つあるかご存知でしょうか?農林水産省の調べでは約886...

[ 和食テーブルマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ