コラム

 公開日: 2011-08-08  最終更新日: 2012-04-18

マナーうんちく話116≪立秋と残暑見舞い≫

8月8日は二十四節季の一つ「立秋」です。
暦の上では秋ですが、実際には暑さがピークを迎える頃ですね。
この日から11月8日の「立冬」の前日までが「秋」ですが、残暑が厳しく、小さい秋を見つけるには、あとひと月くらいかかりそうです。

前回「攻めのマナー」をお勧めしましたが、暑中見舞いを出されてない方には、「残暑見舞い」を出されることをお勧めします。
文字通り、暑さが残っている時期のお見舞いになります。
そのポイントに触れておきます。

○残暑見舞いの時期
年賀状と違って明確な決まりは有りませんが、立秋から8月末頃が一般的です。
また、お中元を出せなかった場合も、「残暑見舞い」として、贈り物を贈られてもOKです。

○残暑見舞いの内容
「暦の上では秋になったのに、厳しい暑さが続いておりますね」などと、相手の体調を気遣うことが大切です。差出人の近況報告も明瞭簡潔に書いた方がいいですね。

よく、インターネットやマナーの本に例文が掲載されていますが、暑中の頃(二十四節季の小暑から大暑)や残暑の頃は、その年により、また地域により、太陽の照りつけ方、蝉の鳴き方、向日葵の咲き方、朝夕の涼しい風の吹き方等、情感の具合はかなり異なります。従って、表現方法はなるべく現状に即し、自分自身の言葉で書かれることがポイントです。そのためには、不必要に美辞麗句にとらわれることなく、素直な気持ちで語りかけることが大切です。

さらに、お中元を頂いたお礼を兼ねて出すこともあります。

○注意したい表現
残暑がいくら厳しくても、暑中見舞いのように「盛夏」「猛暑」等の表現はしません。
「立秋」「葉月」等がいいでしょう。
ちなみに8月は、葉の落ちる頃ですので「葉月」と言われます。諸説ありますが。

○暑中見舞いを出してない人から、残暑見舞いを頂いたら
先ず返事を出します。この時、残暑見舞いを頂いたお礼と残暑見舞いの挨拶を添えます。


今回の原発事故は、日本人に大きな教訓を残しました。
5-6年前までは、年賀状や暑中見舞い等は虚礼とされ、虚礼廃止が叫ばれる一方、いかに経済的な成功を収めるかが人生における大きな価値だとされてきました。
ホリエモンが時代の寵児ともてはやされた頃でした。

しかしその最先端を走っていた原発の安全神話はいとも簡単に崩れ、それを契機に、モノの豊かさや便利さばかりを追い求めていたのではハッピーになれないこと、そして日本人が古来より大切に育んできた「思いやりの心」等が再認識され始めました。

厳しい暑さが続く上に節電対策を余儀なくされる残暑の頃、普段はなかなか会う機会がない遠くの人や、忙しさのあまり何かと疎遠になっている家族・親族・友人等に、「どうすれば相手に喜んでもらえるか」、「どうすれば相手が心地よくなれるか」、常に相手の事を思い浮かべながら、僅か一枚のはがきに書きしたためる残暑見舞いは、思いやりの心がいっぱい詰まった最高の「涼の贈り物」です。

暑さ疲れが生じやすいこの時期だからこそ、前回お話しした「攻めのマナー」を発揮されてみては如何でしょうか?


この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
お客様の声

●●テーブルマナーの本当の大切さが理解できました●●洋食のマナーには自信が有ったので参加しましたが、今回平松先生の講座を受講して「目からうろこ」と言う言葉をす...

出前講座

■絶対聴きたい!《女性会・女性部向け》厳選講座のご案内!商工会、法人会、各種団体の女性部会から、婦人会、地域、企業、サークルまで幅広く対応できる人気講座です...

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーを身につけてハッピーな人生を!(1/3)

「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。形だけでなく、そこに込められた意味を理解したうえで身に付けることで、人間関係を良好にし、心の豊かさを取り戻せると思うのです」と、穏やかな物腰で語りかける平松幹夫さん。マナー講師、講演会講師と...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

講演・セミナーが大好評!老若男女をキラキラ魅せるマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1365《幸運を呼ぶ心の持ち方・過ごし方》

「笑う門には福来る」。「上方いろはかるた」に登場する一句です。最新の研究では「作り笑顔」でも、肉体的...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1364《日本人なら知っておきたい12月の歳時》

師走の声を聞くようになると、街行く人達の装いが急に真冬並みになり、木枯らしと共に「山装う頃」から一気に「山...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1363《美を磨くといいこといっぱいやってくる》

美しい物を観て気分が悪くなる人は殆どいないでしょう。人間は本能的に美しいものを好む習性が有るかもしれませ...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1362《仕事やプライベートで不安が生じた時に考えていただきたいこと》

旧暦では10月の事を「小春」といいます。新暦では11月から12月の始め頃ですが、日頃の寒さが打って変わっ...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1362《出会いを活かせる自信がありますか?》

11月7日の「立冬」から11月22日の「小雪」、さらに12月7日の「大雪」と気候が移ろっていくわけですが、...

[ 人間関係を良好にするマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ