コラム

 公開日: 2011-04-22  最終更新日: 2012-04-19

マナーうんちく話67≪気品のある言葉とは≫

マナーうんちく話67《気品のある言葉遣い》

あなたを魅了する素敵言葉術とは?

学生時代、酒とパチンコとマージャンに明け暮れていましたが、映画もたくさん見ました。その中で、いまだに心に残る感動的なシーンが多々あります。
オードリー・ヘプバーン主演の「My Fair Lady」もそうです。ご覧になられた方も多いと思います。テレビでも何回も放映されましたね。

言語学者であるヒギンズ教授が、下町の貧しい花売り娘イライザ(オードリー・ヘプバーン)と、ふとしたことで知り合います。その時のイライザの言葉遣いは、それはひどいもので、お世辞にも褒められたものではありませんでした。そこでヒギンズ教授は、彼女に言葉遣いやマナーを徹底的に教え込み、見事に彼女を完璧な淑女に変身させ、多くの人々を魅了させるというようなストーリーでした。
同じ人間でも、言葉遣いやマナー次第で雲泥の差が出るということではないでしょうか。

マナー本とかセミナー等では、「正しい言葉遣い」について触れております。
それでは一体全体、何を持って正しい言葉遣いと言うのでしょうか?
非常に難しい問題だと思います。

日本語はカタカナ・ひらかな・漢字ありで大変難しいのは御承知に通りですが、法律や数学や科学などと異なり、定められたものでもなければ、方程式や法則なども存在しません。
恐らく言語としては、日本語は世界一長い歴史を有していると思いますが、それぞれの時代に寄って言い方が微妙に変化しますし、「方言」と呼ばれるように、地域によっても大きく異なります。岡山には、岡山に根を下ろした立派な「岡山弁」が存在します。日本全国、津々浦々においてもしかりです。

私は「言葉遣い」そのものに、「正しい」とか「間違っている」とか、「キレイ」とか「汚い」とか、明確な基準を定めるのは大変難しいと思います。

しかし、だからと言って、使い方を誤れば当然誤解を生じたり、人間関係にひずみが生じたりします。さらに日本語は日本人全員の言葉ですから、めいめいが好き勝手にすればいいものでもありません。
ではどうするの?ということになります。

「言葉遣い」=「心遣い」ではないでしょうか?
心遣いとは、相手に対する敬意と真心だと思います。
話をする時に、話し相手に対し、敬意と真心を持って接することだと思います。

社交辞令で「時節柄お気をつけくださいませ」と心にもないことをいうのと、本心から「季節の変わり目じゃけー、本当に気をつけにゃーいけんで」と岡山弁丸出しで言うのと、どちらがいいかといえば、少々言葉が乱雑でも、私は後者を支持します。
そして、言葉と言うものは、それを発する人の心次第で、美しくもなり、汚くもなるものだということを付け加えておきたいと思います。

勿論、聞いて心地よくなる「美しい言葉」が、日本語には沢山あります。敬語もあります。臨機応変に使い分けできれば最高です。でもそれらの数は100や200ではありません。全て覚えるとしたら気が遠くなる努力を要します。無理して使い慣れない敬語にこだわる事より、ポイントを押さえられることをお勧めします。

○世界一美しい言葉とされている「ありがとう」を連発して下さい。買い物に行っても喫茶店に行っても、支払いの時は「ありがとう」です。モノを頂いたら、「すみません」ではなく、「ありがとうございます」です。「ありがとう」と「すみません」の使い分けをキチンとして下さい。ここにあなたの品が現れます。

○特に、女性にお勧めの言葉は「わたくし」です。「あたし」「わたし」ではなく、「わたくし」と言う言い方を是非モノにして下さい。
以前、このコラム欄で、自分自身を大切にして下さいと書いたことがありますが、世の中で一番大切なものは、他ならぬ「自分自身」です。その一番大切な自分自身を呼ぶ、いわゆる「一人称の言葉」は、日本語には沢山あります。「俺」「おいら」「わたし」「あたし」等など。それらの中で一番美しい言葉が「わたくし」です。

自分を大切にするということは、自分の呼び方も美しくすることです。
是非この「わたくし」という言葉も、「ありがとう」と共にモノにして下さい。但し、今まで「あたし」とか「わたし」と言っていた人が、急に「わたくし」と言ったら、周囲の人もびっくりします。徐々に慣れてください。
そして、「美しい言葉」には、「それにマッチした美しい振る舞い」が必要です。併せて身につけられることをお勧めします。

イライザは下町の貧しい娘から、このようにして女王様のようになり、多くの男どもを虜にしたのですね。挑戦して見られるだけの値打があると思います・・・。

結論です。
「気品のある言葉遣い」とは、今まで何回も申しましたが、相手の良いところを見出し、それを素直な心で発することではないでしょうか?
良好な人間関係作りの全てがここにあると思います。


この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
お客様の声

●●テーブルマナーの本当の大切さが理解できました●●洋食のマナーには自信が有ったので参加しましたが、今回平松先生の講座を受講して「目からうろこ」と言う言葉をす...

出前講座

■絶対聴きたい!《女性会・女性部向け》厳選講座のご案内!商工会、法人会、各種団体の女性部会から、婦人会、地域、企業、サークルまで幅広く対応できる人気講座です...

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーを身につけてハッピーな人生を!(1/3)

「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。形だけでなく、そこに込められた意味を理解したうえで身に付けることで、人間関係を良好にし、心の豊かさを取り戻せると思うのです」と、穏やかな物腰で語りかける平松幹夫さん。マナー講師、講演会講師と...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

講演・セミナーが大好評!老若男女をキラキラ魅せるマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1369《幸運を呼ぶ「運盛り」のお勧め》

国土の7割以上を山で覆われている日本では、四季折々の山の様子を人に例えて非常におおらかな表現をしています。...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1368《二十四節気の一つ「大雪」と「イルミネーション」》

最近公民館、女性大学、地域、教育委員会、諸団体等からの「年中行事」に関する講演依頼が増えてきました。10日は...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1367《大切にしたい服装のマナー》

「クールビズ」や「ウオームビズ」が浸透したせいで、服装もかなりカジュアルになり、個性が尊重されるようになり...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1366《子どもにマナーを教えることができますか?②》

この度文部科学省の問題行動調査で、全国の国公私立の小中高、特別支援学校において「いじめ」が224540件発...

[ 親に身につけていただきたいマナー ]

マナーうんちく話1365《幸運を呼ぶ心の持ち方・過ごし方》

「笑う門には福来る」。「上方いろはかるた」に登場する一句です。最新の研究では「作り笑顔」でも、肉体的...

[ 日常生活におけるマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ