コラム

 公開日: 2018-04-03 

マナーうんちく話1645《出会いをものにする丁寧なコミュニケーションの勧め》

前回のコラムで「袖触れ合うも多生の縁」という言葉に触れましたが、「多生」という言葉は日常生活ではなじみが薄い言葉です。

詳しくは《マナーうんちく話516「袖触れ合うも多生の縁」》を参考にしていただきたいと思いますが、一口で言えば、生まれる前からの縁、つまり前世という意味ですから、「袖触れ合う縁も多生の縁」は、袖が触れ合う程度の小さな出会いでも、それは前世からの因縁という意味です。

今は着物を着る人は非常に少なくなりましたが、江戸時代は着物です。
従って細い道を行き交う場合は自然に袖が触れ合うわけですね。

何気ない出会いでも実は、大変貴重な出会いになるケースが多々あります。
些細な出会いを生かすも殺すも「運」が大きいと思いますが、その運に恵まれるには、結局コミュニケーション能力が不可欠でしょう。

その基本中の基本は挨拶ですが、最近挨拶が苦手な人が大変増えている気がしてなりません。

ポイントは「される」のを待つのではなく、自分から先に「仕掛ける」ことです。

「先手表彰の挨拶」といわれますが、挨拶はしたもの勝ちです。

また相手の目を見てする、つまり自分の「へそ」を相手に向ける感覚で、優しい目線で自分の心を伝えて下さい。

明るく、元気よく仕掛けて下さい。
これに笑顔が添えられ、「+αの言葉」があればなおいいですね。

さらに相手の名前が解っている場合は、名指しの挨拶で臨んでくださいね。

さらに縁を深めるのに損得勘定は禁物です。
自分の上司や実力のある先輩には丁寧な挨拶を心がけるが、そうでない人には歩合サウナ態度をとるのは感心しません。

誰に対しても真摯な態度で接してくださいね。

また最初からは難しいかもしれませんが、相手の人となり、つまり人柄をよく観察してください。

但し自分も同様です。
相手から見られているということです。

では人柄を限られた時間で見極めるにはどうしたらいいのか?
色々とあると思いますが、私は愛嬌や笑顔を気にします。

最後に「人間関係作り」に、見返りを求めないことも大切です。
例えば、挨拶は「相手の存在を確認した」という意味と、「相手と仲良くやっていきたい」という気持ちの意思表示ですが。せっかく先手必勝の挨拶をしたのに、相手はしてくれない。

相手に親切にしてあげたのにありがとうの言葉がいただけない、というように「のに」を不必要にこだわらないことが大切です。

誰でも挨拶をしたらしてほしい、親切にしたらお礼を言って欲しいと思うのはごく自然な気持ちだと思います。

しかし挨拶の目的も、親切にした目的も、相手の反応を見るためではなく、自分自身の素直な気持ちからだと思います。

自分の気持ちに忠実に向き合って挨拶し、親切にすれば自己満足はできるはずです。これだけでも十分だと思えばいいわけです。

以上理屈ではなくとにかく実行あるのみですね。
人間関係は一朝一夕にはまいりません。
まず、当たり前のことを、心を込めて、丁寧に、コツコツ積み重ねて下さいね。

今後ともマナーやコミュニケーションによる人づくりのポイントに触れてまいります。是非お付き合いください。

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトのハッピーライフ創造塾

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

4

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
参加者の声

【和気町協働事業「バラ色未来創造大学」に参加された方の声(アンケートから抜粋)●講座に参加するたびに若返る気がします。この年で新たな生きがいができ大変うれしい...

講演会・研修会メニュー

《幸齢期に乾杯!加齢を華麗に生きる人生100歳時代の幸せ探し》《人生100歳2毛作時代到来!もうひと花美しく咲かそうよ》

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーと豊かな心でハッピーな人生を(1/3)

 「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。作法に込められた意味を理解したうえで身に着けることで、人間関係を良好にし、豊かな心を育むと思うのです」と、優しくわかりやすい言葉で穏やかに語りかける平松幹夫さん(岡山県和気町父井原)。...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

年100回の講演が好評!キラキラ輝く人生を送るためのマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトのハッピーライフ創造塾
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトのハッピーライフ創造塾

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1654《和食を食す際、なぜ「手盆(手皿)」はいけないの?》

マナーは心と形が大切ですが、「なぜこうなるの?」という合理的な理由が必ず存在します。その理由を正しく理解...

[ 和食テーブルマナー ]

マナーうんちく話1653《これくらいは押さえておきたい食事のマナー「和食②」》

【箸の知識とマナー】次に箸のマナーですが、箸をとるタイミングが大切です。主賓や上司が箸を持ったらそれに...

[ 和食テーブルマナー ]

マナーうんちく話1652《これくらいは押さえておきたい食事のマナー「和食①」》

春の語源の一つに「晴れる」が「はる」になった説がありますが、空が晴れ、太陽の光が穏やかな様子を「うららか」...

[ 和食テーブルマナー ]

マナーうんちく話1651《どう違う?「好意」と「厚意」》

最近西洋由来の語を中心とした外来語が流行し、本来の日本語がかなり影を潜めている気がします。年中行事しかり...

[ 人間関係を良好にするマナー ]

マナーうんちく話1650《知って得する「ありがとう」の言葉が伝わる素敵な言葉②》

〇「身に余る」日本人は謙虚を美徳としてきましたが、「身に余る」とは自分にはもったいないほどの素晴らしい」...

[ 人間関係を良好にするマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ