コラム

 公開日: 2018-01-12 

マナーうんちく話1599《これくらいは心得ておきたい身近な「厄払い」と「呪い」》

現在日本国内には「コンビニ」が約55000軒あるといわれていますが、ほとんどの人が身近に存在する便利な店として利用されていると思います。

一方コンビニより身近な存在が神社で、全国には約81000社あります。
今では身近なようで遠い存在になっているかもしれませんが、正月や祝い事、さらに様々な祈願や厄除けのため訪れる人は後を絶ちません。

今回は昔から縁の深い「厄払い」と「まじない」に触れておきます。

【絵馬】
絵馬とは神仏に祈るために捧げる板絵の絵馬のことです。
ペットブームのあおりを受け、時代とともにその絵の内容も変化しているようですが、いずれにせよ神様に祈る気持ちは今も昔も変わりません。

しかし絵馬に描かれる基本的な図柄は「絵馬」といわれるように馬です。

なぜ馬かといえば、馬は神様の乗り物だからです。
昔は生きた馬を貴族や武士が神様に奉納しており、神社には馬を飼う神馬社(じんめしゃ)が設けられていたわけですが、それがやがて板絵に変化しました。

【夢占い】
現在は健康志向になり睡眠や夢の研究もいろいろ進んでいるようですが、昔は夢の中の出来事を現実の鏡として捉え、夢で見たことが実際に起こると信じられていたようで、夢には大きな関心がもたれていたようです。

夢の中に神様や偉人が登場して、そのお告げ通りにしたら万事うまくいったという物語は至る所に存在しますね。

年が明けて初めて見る夢を「初夢」と言いますが、一般的には元日か2日に見る夢をさします。七福神などが描かれているお目出度い絵を枕の下に敷いて、いい夢を見ることが流行っていたようです。

【てるてる坊主】
小学生の頃、遠足の前の晩に「あすははれますように」との願いを込めて、布でてるてる坊主を作り、それを逆さにつるして寝た記憶をお持ちの人も多いと思います。

童謡に「てるてる坊主」がありますが、この歌詞では「明日天気にしておくれ」と願いを込め、そして願いが叶ったら「金の鈴を上げる」と言っています。
このように○〇を代償に祈願するやり方は全国各地で見られます。

てるてる坊主の歴史的な変遷は明確ではありませんが、もとは紙製の人形だったようで、それがいつの布製に変化していったようです。

【だるま】
転んでもまた起き上がる張り子人形のだるまは昔から商家などで重宝され、今でも選挙では必須アイテムですね。
七転八起が人気を博した最大の理由ですが、それとともに赤には昔から魔除けの効果があるとされてきました。

【おみくじ】
おみくじもほとんどの人が年に何回も引くと思いますが、その割には詳しい知識やマナーをご存知ない人も多いと思いますが、「おみくじ」は神様の意向を伺うものです。

絵馬にせよ、おみくじにせよ、神様を畏れ(おそれ)、敬う気持ちで感謝の気持ちを添えるのがマナーの基本です。

ちなみに「厄払い」は「厄除け」とも言いますが、行い方が異なるだけで、内容には変わりはありません。

一般的には、厄除けはお寺、厄払いは神社で使用される言葉です。
つまり、お寺で祈祷を受けるときには「厄除け」、神社でお祓いを受けるときは「厄払い」と言いますが、いずれも予約の上、正装で臨まれることをお勧めします。

また「呪い(まじない)」とは、神様や仏様などの力を借りて禍や病気をのぞいたり起こしたりすることで、「呪い(のろい)」とは、特定の人に禍が起こるように念ずることで、どちらも同じ漢字になります。

御神籤に関しては後日詳しく触れてまいります。

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトのハッピーライフ創造塾

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

3

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
参加者の声

【和気町協働事業「バラ色未来創造大学」に参加された方の声(アンケートから抜粋)●講座に参加するたびに若返る気がします。この年で新たな生きがいができ大変うれしい...

講演会・研修会メニュー

《幸齢期に乾杯!加齢を華麗に生きる人生100歳時代の幸せ探し》《人生100歳2毛作時代到来!もうひと花美しく咲かそうよ》

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーと豊かな心でハッピーな人生を(1/3)

 「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。作法に込められた意味を理解したうえで身に着けることで、人間関係を良好にし、豊かな心を育むと思うのです」と、優しくわかりやすい言葉で穏やかに語りかける平松幹夫さん(岡山県和気町父井原)。...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

年100回の講演が好評!キラキラ輝く人生を送るためのマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトのハッピーライフ創造塾
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトのハッピーライフ創造塾

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1601《これくらいは知っておきたい「おみくじ」の知識とマナー》

おみくじにもマナーがあるの?と思われる方も多いと思います。おみくじを引いた人は非常に多いと思いますが、概...

[ 冠婚葬祭のマナー ]

マナーうんちく話1600《まだまだある正月行事!「小正月」「とんど焼き」「藪入り」》

12月は一年最後の月ですから「除月」と呼ばれますが、これに対して、一年で最初の月は「正月」と呼ばれます。...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1598《「お里が知れる」!?靴の脱ぎ方・揃え方のマナー》

最近ではあまり使われなくなりましたが、日本には「お里が知れる」という諺があります。どんなに繕いでも、「...

[ 訪問ともてなしのマナー ]

マナーうんちく話1597《世界共通の美しいテーブルマナーとは?》

食べることと飲むことは動物が生きていく上で必要不可欠な行為ですが、人間は他の動物と異なり、食べることに様々...

[ マナーの心得 ]

マナーうんちく話1596《これくらいは知っておきたい「成人式」と「成女式」のこと》

国家として世界屈指の長い歴史を誇る日本には、古来より人生や生活の節目の大切な行事である、「冠婚葬祭」といわ...

[ 冠婚葬祭のマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ