コラム

 公開日: 2017-09-16 

マナーうんちく話1526《「箸始め」から「箸渡し」まで、改めて考えたい日本人と箸の関係①》

突然ですが、現在地球上に何人いるかご存知でしょうか?
世界の総人口は現在約74億人です。

地球上では、一年で約13000万人が生まれ、約6000万人が死亡しているので、年間約7000万人が増加していることになります。

ちなみに総人口約12650万人の日本は、只今少子化と高齢化が進展しており、一年で約100万人生まれ、約130万人が亡くなっています。
人口減に陥っているということです。

ところで古東西、人は命を長らえるために食事をしています。
米を主食にする国もあれば、麦やイモやトウモロコシを主食にしている国や地域があります。
一日3度食事をする国もあれば、2度や一度のところもあるでしょう。

また食事の仕方、つまり何を使用して食べるかといえば、世界中では大きく分けて3通りの食べ方があります。
「手食」「箸食」「フォーク・ナイフ・スプン食」です。
中でも日本は箸だけで食事をする国です。

そして日本は、箸で食事をする習慣がとても古くから存在していたようです。
聖徳太子が広めたという説もありますが、神話の世界にも登場します。

ではなぜ「箸」という名前が付いたのでしょうか?
神道は米と非常に密接につながっておりますが、生命力を与えてくれる食べ物に神聖を感じ取った先人は、人の「口」と「食べ物」との間を橋渡しする、つまり仲介してくれる小道具を「箸」と名前を付けたわけです。

箸は様々な橋渡しをしてくれる大変有益な道具なわけです。

例えば日本では赤ちゃんが生まれて100日頃を迎えるようになると、「お食い初め」、あるいは「お箸はじめ」という儀式を執り行います。

生まれて100日頃になると歯が生え始めるので、このことを神様に報告して、子どもが健やかに育つよう祈願するためです。

さらに一生食べ物に困らないように祈願するためでもあります。
赤飯や鯛の尾頭付きの祝い膳が一般的です。

以後食事においては「箸」を使用する場合が多いわけですが、神様にかかわる以上、箸の「取り方」「置き方」「美しい使い方」にこだわるのはごく自然の流れでしょう。

加えて他者に不快感を与える「きらい箸」にも、食事のスピードや姿勢とともに注意したいものです。

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人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

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