コラム

 公開日: 2017-09-12 

マナーうんちく話1524《美人は本当に薄命なの?》

只今二十四節気の「白露の頃」ですが、露に濡れて香り立つ草木からも、深まりゆく秋の気配が感じられます。

秋の語源の一つになっていますが、秋は空気が澄み、すべてが明らかになる時節ですから、お月様も大変美しく見えます。
白露は、このお月様が夜に間にこぼした雫(しずく)だから「月の雫」とも呼ばれます。

また早朝に散歩している人は気が付かれていると思いますが、この朝露を受けてひっそりと咲き始める花があります。
「露草」です。
朝咲いて昼にはしぼんでしまう儚い花ですが、昔は染め物の原料にもなりました。

露は儚いものの代表格のようでしたが、理屈抜きで儚いものは美しいですね。
そして儚いからこそ、その一瞬を目にして焼き付けたくなるのかもしれませんね。
大空に大輪の花を咲かす「打ち上げ花火」はその典型でしょう。

そして「月下美人」があります。

花が咲くまで3年かかるといわれますが、咲いたと思ったら数時間でしぼむ。
しかも一年に一度、満月か新月にしか咲かないという説もあるようです。
だからいろいろな花言葉がついています。
「儚い美」や「儚い恋」、さらに「ただ一度だけ会いたくて」などいずれもロマンが漂う花言葉です。

濃厚な香りとともに美しく咲いたと思うと、朝になるとしぼんでしまう。
まさに「美人薄命」という言葉がお似合いですね。

ところで本当に美人は薄命でしょうか?
美しい人が短命なら、これは本当に残念なことだと思います。

美人薄命は1000年位前に活躍した中国の詩人蘇軾(そしょく)の「佳人薄命」がもとになっているといわれていますが、いろいろな意味で使用されています。

容姿が美しい人は短命だったり、不幸なことが多いというのが一般的ですが、美人は男の命を短くするという意味もあるようです。
さらに、美人、美人と言ってほめたたえられる時間は短いと言う意味でも使用されます。

美人の基準は古今東西一定ではありません。
また言葉も時代とともに大きく変わります。

月下美人は江戸時代に日本に伝わったそうですが、江戸時代の諺に「立てばシャクヤク 座ればボタン 歩く姿はユリの花」があります。

当時、着物を着た女性が畳の上で見せる、凛とした美しい立ち居振る舞いを表現した言葉ですが、この美しさは欧米のセレブでもむりでしょう。
だから、いつまでも日本人の心に生き続けて頂きたい言葉です。

日本は世界屈指の長寿国になりました。
特に日本人女性の平均寿命はここ四半世紀常にトップクラスです。

さらにスタイルもよく、教養を積んだ女性が多く、美人が増えたと思うわけです。
それでいて、100歳まで生きている女性は全国には約6万人存在しています。

これからも身も心も美しく生きて「美人薄命」から「美人長命」になってほしいものですね

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

8

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
参加者の声

【和気町協働事業「バラ色未来創造大学」に参加された方の声(アンケートから抜粋)●講座に参加するたびに若返る気がします。この年で新たな生きがいができ大変うれしい...

講演会・研修会メニュー

《幸齢期に乾杯!加齢を華麗に生きる人生100歳時代の幸せ探し》《人生100歳2毛作時代到来!もうひと花美しく咲かそうよ》

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーと豊かな心でハッピーな人生を(1/3)

 「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。作法に込められた意味を理解したうえで身に着けることで、人間関係を良好にし、豊かな心を育むと思うのです」と、優しくわかりやすい言葉で穏やかに語りかける平松幹夫さん(岡山県和気町父井原)。...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

年100回の講演が好評!キラキラ輝く人生を送るためのマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1543《食欲の秋!心通わせる食卓のお勧め①》

食べることが嫌いな人はほとんどいないでしょう。では「味覚の秋」「食欲の秋」を存分に楽しまれていますか?...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1542《「稲刈り」と「初穂料」》

実りの秋、収穫の秋を迎えています。この時期には全国津々浦々で稲刈りが始まっていますが、同時に秋まつりが行...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1541《「ありがとう」の連発が人生を好転させる》

秋雨前線の影響でしょうか?気温も急降下し本格的な秋の訪れが実感できますが、暦の上では菊の花が咲く時期です...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1540《神無月に出雲に出張された神様はどんな仕事をされるの?》

10月も半ばになると、昼間の時間が短くなったのが実感できるようになりますが、暑くもなく寒くもなく、最も過ごし...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1539《日常生活を心豊かにする「ささやかな幸せ」の感じ方》

秋は月。そして虫の声。昨夜の月はとてもきれいでしたが、一年の中でも一番美しいといわれる秋の月を眺めて...

[ 日常生活におけるマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ