コラム

 公開日: 2017-02-15 

マナーうんちく話1407《新入社員・職員を活かすも殺すも先輩・上司次第①》

『梅一輪 一輪ほどの暖かさ』。
今の時期に相応しい言葉ですが、松尾芭蕉の弟子である服部嵐雪(はっとりらんせつ)の詠んだ俳句です。

まだ寒い早春を高貴に彩る梅が一輪咲き、それをみると、かすかだけれど一輪ほどの暖かさを感じることが出来る。

梅は万葉集の時代から古来、多くの歌に詠まれていますが、平安貴族は自分の屋敷に梅の木を植え、それを愛でるのがステータスだったとか。

梅が「春告げ花」なら、空からは「春告げ鳥」と呼ばれる鶯がやって来て、その美しい鳴き声を響かせて春の兆しを教えてくれます。

今のように暖房器具や照明器具、そして食料事情も比較にならない位乏しかった昔の人達は、過酷な冬が過ぎて、春がやってくるのを一日千秋の思いで待ちわびたことと思います。

そして本格的な春になれば「出会い」の季節になります。
職場や学校などでは新人を迎えるようになりますが、こればかりは単に待つだけではいけません。

それなりの受け入れ準備が必要です。
特に心の準備は今から色々と心得て置く必要があります。
何事も「最初が肝心」です。

新入社員・職員の研修会やビジネスマナーのセミナーは多くの職場で実施されますが、残念ながらそればかりでは充分とはいかないでしょう。

新人を迎える先輩や上司にもそれなりの心構えや知識が必要です。

新入社員と先輩・上司。
互いに育った環境や価値観はかなり異なります。

しかし様々な違いはあっても、これからは「同じ釜の飯を食う仲間」です。
縁が産まれるということです。

では、縁あって仲間になった者同士が、互いに気持ち良く働くにはどのように接したらいいのか?
新人を迎える側の心構えに触れておきます。

「最近の若い者は・・・」という言葉は昔から先輩諸氏が延々と口にしてきた言葉ですが、これは先輩が新人を上から目線で見た常とう句です。

長年培ってきた知識やスキルに裏打ちされた言葉ですが、反面それでもどこか「私たちでは手に負えない」ということを露呈している気がします。

先輩と新人。
この間には様々なギャップが発生するので難しいことは確かです。
しかし避けては通れません。

それなりの用意周到に構えることをお勧めします。

次回に続きます。

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マナー講師 平松幹夫

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