コラム

 公開日: 2016-07-30 

マナーうんちく話1274《「鰻重」の起源と美しい食べ方のマナー》

昔から「他人の名前が出て来なくなったら鰻を食べろ」といわれるように、鰻には精力をつけるだけでなく様々な効用があったようですね。

一方、時代とともにさらに美味追求ということになり、同じ鰻でも益々贅沢な食べ方が生まれます。

今までは丼の中に入れて食べていた鰻を、重箱に入れて食べるようになったのが「鰻重」です。

丼ではなく漆器を使用するわけですから、鰻は益々高級料理になります。
ちなみに鰻重が登場したのが大正時代だと言われています。

需要と供給の関係で鰻は時代と共に高級品になり価格も高くなりましたが、それに代わって鰻の味に似せた「ナマズのかば焼き」が人気を呼んでいますね。

但しナマズのイメージからすると、格式の高い漆器の重箱には合わないような気がしますが、如何でしょうか?

調理の仕方も大きく関係すると思います。
日本では確かにウナギよりナマズが多く、湖や池や川や田んぼの脇の細い用水路等にもいます。

このように、どこにでもいるごくありふれた魚ですが、スーパーやコンビニで売られていません。なぜでしょうか?

それはさて置き、鰻重の美しい食べ方に触れておきます。

先ず蓋をそっと開けて下さい。
蓋物はどれも同じですが、基本的には器の外側に置き、本体と重ねないでくださいね。

なぜ蓋をそっとあけるか?といえば、蓋を空けた時に香りを楽しむためです。特に鰻重は独特の香りが有りますので、これを逃す手は有りません。

次に食べ方ですが器の左下から右に移り、下段を食べきって下さい。

この時点で180度器を回転させ、吸い物を楽しんで下さい。
さらに左から右に向かって食べます。

次第に量が少なくなったら器を持ってもいいですがこの際、器に口を持っていかないように注意して下さい。
勿論器を置いたままでも結構ですが、その際は左手を器に添えて下さい。

終わったら蓋をして下さい。元の状態にして下さいね。
割箸は箸袋に納めて下さい。

最後に鰻重には「奈良漬」が付き物ですが、これにも合理的な理由が有ります。

奈良漬は江戸時代に奈良の漢方医が作ったといわれていますが、瓜を酒粕で漬けたもので、これが鰻に多量に含まれているビタミンAを効率よく吸収してくれるそうです。

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

13

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
参加者の声

【和気町協働事業「バラ色未来創造大学」に参加された方の声(アンケートから抜粋)●講座に参加するたびに若返る気がします。この年で新たな生きがいができ大変うれしい...

講演会・研修会メニュー

【女性部・女性会向け厳選講座】商工会、法人会、各種団体女性部から婦人会、地域、企業、サークルまで幅広く対応できる人気講座で、人生を前向きに生き、身も心も精...

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーを身につけてハッピーな人生を!(1/3)

「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。形だけでなく、そこに込められた意味を理解したうえで身に付けることで、人間関係を良好にし、心の豊かさを取り戻せると思うのです」と、穏やかな物腰で語りかける平松幹夫さん。マナー講師、講演会講師と...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

講演・セミナーが大好評!老若男女をキラキラ魅せるマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1410《あなたはどう思う?薄れゆく畳と日本人の感性》

約1100年前から畳の原料として使われている「イグサ」をご存知でしょうか?最近は生産農家が激減しているので...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1409《新人を快く受け入れ、職場を活性化する心構②》

【なにを、どのように教えるか】新人とは何もかも大きく異なるということを十分認識したうえで、あせらず、何を...

[ ビジネスマナー ]

マナーうんちく話1408《新人を快く受け入れ、職場を活性化する心構え①》

【彼を知り 己を知れば 百戦危うからず】孫子の非常に有名な言葉ですが、先ずは相手の事、つまり新人をよく...

[ ビジネスマナー ]

マナーうんちく話1407《新入社員・職員を活かすも殺すも先輩・上司次第①》

『梅一輪 一輪ほどの暖かさ』。今の時期に相応しい言葉ですが、松尾芭蕉の弟子である服部嵐雪(はっとりらんせ...

[ ビジネスマナー ]

マナーうんちく話1406《バレンタインデー、「義理チョコ」はどうして生まれたの?》

突然ですが「義理チョコ」の存在をどう思いますか?バレンタインデー商戦がピークを迎えました。今やバレン...

[ 歳時記のマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ