コラム

2016-06-14

マナーうんちく話1235《井の中の蛙大海を知らず、されど・・・。》

いよいよ田植えが始まりましたが、水が増えたせいでしょうか、野原や田んぼで蛙の鳴き声が急に威勢良くなってきました。

雄の蛙が雌の蛙に恋をして鳴くそうです。
そして声が大きいほど雌に訴える力が強いとか・・・。
どこの世界も競争が激しいようですね。

ところで蛙の語源をご存知でしょうか?
「帰る」だと言われています。

蛙は必ず元の場所に変える習性があるそうです。
だから蛙は縁起が良いとされています。
例えば別れた女房が帰ってくるとか、紛失したさいふが帰るとか・・・。

また「蛙」と言えば有名な言葉があります。
「井の中の蛙大海を知らず」です。

「狭い世界に生きているので、広い世界を知らない」と言う意味ですが、知識や見聞が狭いたとえで使用されます。
同じような意味を持つ「鍵の穴から天を覗く」という言葉もあります。

ちなみに「井の中の蛙大海を知らず」は、中国の有名な思想家荘子の言葉ですが、実は後になってさらに言葉が加味されて、「井の中の蛙大海を知らず、されど空の青さを知る」となります。

後の言葉は色々なバリエーションがあり「空の深さを知る」と表現される場合もありますが、「狭い世界に住んでいても、空が雄大な事を知ることが出来た」という意味になるようです。

つまり人間は、「知識の広さと知恵の深さが大切」ということを説いたのでしょうか。

広い知識は確かに必要ですが、知識が広くなればなるほど、深い知恵を持つ必要が生じるということです。

高度に発達した情報社会においては、インターネット等で幅広い知識は瞬時に入手できるようになりました。

問題はそれを有効に活用する知恵です。

マナーとは、先人が長い月日をかけ、良好な人間関係を築き、心豊かな生活を送るための生活の知恵に他なりません。

インターネットに長けた人は沢山存在しますが、これに素敵なマナーが加味されればまさに鬼に金棒ですね。

大海を知り、空の青さを知った蛙は、きっと幸せな生活を送ることが出来たと思いますが、如何でしょうか・・・。

補足ですが、「子どもは風の子」といわれますが、この後はどうでしょうか?
「大人は火の子」と続きます。

子どもは寒い日でも元気良く外で遊びますが、大人は寒がって炬燵で丸くなると言う意味でしょうか・・・。頷ける話ですね。

まだあります。
「男は度胸、女は愛嬌」の次はどんな言葉が良いと思いますか・・・。
一般的には「坊主はお経」と続きますが、色々と考えてみて下さい。

6月13日の都議会集中審議でも出てきましたが、「政治家は信義」は如何でしょうか?

「信義」とは、約束はキチンと守って、都民に対する務めを果たすことであり、私利私欲に走ることではないと思うのですが・・・。

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