コラム

 公開日: 2016-05-08  最終更新日: 2016-05-21

マナーうんちく話1216《しのび音漏らす夏は来ぬ》

「薫風自南来」。

新緑を愛で、爽やかな緑の風を思い切り感じることが出来る絶好の季節を迎えています。

「5月生まれは病気になりにくい」、つまり5月生まれの人は病気のリスクが最も低いと言われますが、なんとなく解る気がします。

また「春は花、夏は時鳥、秋は月、冬は雪」と詠まれていますが、春の花と同じくらい初夏を代表するは「時鳥(ホトトギス)」です。

春告げ鳥が「ウグイス」なら、夏を告げてくれる鳥は「ホトトギス」です。

人知れず声をひそめて鳴くことを「しのび音」と表現しますが、ホトトギスの鳴き声は結構けたたましく聞こえます。

そして、その年に始めて鳴くホトトギスの忍び音は、平安時代から多くの人が待ち焦がれていたようです。

他の人よりも早くホトトギスの忍び音を聞くために、徹夜して構えていた人も多かったと言われています。

また、多くの著名人が時鳥を詠んでいますが、《卯の花の 匂う垣根に 時鳥早も来鳴きて しのび音漏らす 夏はきぬ》という有名な唱歌があります。

一方神道の世界には「偲び手」と言う言葉があります。
神道の葬儀の際に行われる柏手の打ち方です。

「二礼・二拍手・一礼」もしく「二拝・二拍手・一拝」と言われますが、玉串奉奠の後に二礼二拍手一礼を行いますが、この時は「しのび手」で拍手を行います。つまり、葬儀の際は音をたてないと言うことです。

仏教の「合唱」に当たると認識頂ければいいでしょう。

ちなみに、通常の「拍手」は神への敬意を表し音を出しますが、故人を偲ぶ「しのび手」は音を出さずに手を合わせます。

拍手をする時の左手は霊で、右手は自分だとされています。
だから左手を上に、右手をやや下げて手を合わせばいいでしょう。

「忍ぶ」には人から気付かれないようにする意味があり、「偲ぶ」は過ぎ去った物事や人などを懐かしい気持ちで思い出すと言う意味があります。

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

9

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
参加者の声

【和気町協働事業「バラ色未来創造大学」に参加された方の声(アンケートから抜粋)●講座に参加するたびに若返る気がします。この年で新たな生きがいができ大変うれしい...

講演会・研修会メニュー

【女性部・女性会向け厳選講座】商工会、法人会、各種団体女性部から婦人会、地域、企業、サークルまで幅広く対応できる人気講座で、人生を前向きに生き、身も心も精...

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーを身につけてハッピーな人生を!(1/3)

「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。形だけでなく、そこに込められた意味を理解したうえで身に付けることで、人間関係を良好にし、心の豊かさを取り戻せると思うのです」と、穏やかな物腰で語りかける平松幹夫さん。マナー講師、講演会講師と...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

講演・セミナーが大好評!老若男女をキラキラ魅せるマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1414《生活文化の根源をなすお稲荷さんと米作り》

都会に住む人はアスファルトの道しか見えませんが、土がいくらか湿り気を含み出し、大地が潤い目覚める頃です。...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1413《どちらが大切?「見た目」と「中身」》

山や野の情景に春霞がたなびき、風情が漂う頃です。ところで「霞」と「霧」の違いをご存知でしょうか?霞は...

[ ビジネスマナー ]

マナーうんちく話1412《どこにでもいる嫌な上司。どう接する?》

「春一番」の季節になりました。春一番とは、「立春」から「春分」にかけて吹く強い南寄りの風ですが、昔から「...

[ ビジネスマナー ]

マナーうんちく話1411《新人を活かし職場を元気にする、迎える側の技量と環境》

今まで新入社員(職員)を迎えるにあたりその心構えに触れてきましたが、新入社員の能力はさて置き、彼らをどのよ...

[ ビジネスマナー ]

マナーうんちく話1410《あなたはどう思う?薄れゆく畳と日本人の感性》

約1100年前から畳の原料として使われている「イグサ」をご存知でしょうか?最近は生産農家が激減しているので...

[ 日常生活におけるマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ