コラム

 公開日: 2016-04-21 

マナーうんちく話1205《自然の猛威と「自助」「共助」「公助」の概念②》

大災害が発生したら一刻を争うことになります。
しかし自衛隊や警察や消防隊などは大きな力を発揮してくれますが、すぐに駆けつけてくれません。
到着するまでかなり時間を要するということです。

だから前回触れました、自分で自分を守る「自助」が必要なのですが、自分ひとりの力や家族の力は限られています。

出来る限りのことをしたら、今度は町内会や地域全体で支え合う必要があります。これが「共助」の精神です。

特に最近では各地で防災意識も高まり、町内会や地域のコミュニティー等で防災に関するセミナーや訓練が実施されたり、防災グッズをとりと添えたり、防災マップを作製したりしています。

日頃からこれらに関心を寄せ、積極的に参加し行動を共にすることが大切です。
必要に応じて役員を引き受けるのもお勧めです。

地域コミュニティーが有効に機能して、災害時に備えて避難訓練や避難所を運営するなど様々な活動を展開するなど、日頃の積み重ねが、いざという時に大切だと言うことです。

そして、その大前提になるのが日頃の《地域での人間関係》です。
特に家族と共に、向う3軒両隣の良好な人間関係は必要不可欠です。

日本は超高齢社会を迎えているので、高齢者の存在はどこの地域でも例外ではありません。

足腰が弱って機敏な行動がとれない、寝たきりになっている、認知症を患っている人も近くに沢山います。

いざという時にはそのような人を最優先しなくてはいけないので、日頃から状況を正しく把握する必要があります。

最近ではそれに関連したマップを作っている地域も多いようですが、それと同時に人間関係の構築が必要だと痛感します。

また、個人情報保護法があるからと言って、かたくなに自分を閉じ込めるのではなく、必要な情報はなるべくオープンにして、いざという時には「助けて下さい」とお願いする勇気も必要です。

日本人は思いやりがあり優しい人が多いので、眼の前に困っている人がいれば、ほとんどの人は救いの手を差し伸べてくれます。

しかし、自分が困った時に「助けて」と言える人は少ないのが現状でしょう。

だから、家族や地域の人とは日頃から声を掛け合い、良好な人間関係を構築しておくことです。
これが、「支え合い」や「思いやり」の精神ではないでしょうか?

ちなみに、大災害時に倒壊した家や家具の下敷きになって閉じ込められ、助けられたた人の約8割は、近所の人に助けられたというデータもあります。

規模が大きすぎて自衛隊などの力を借りなければいけない場合は別として、とりあえず一刻を争う時は自助と共助です。

勿論、国や地方公共団体等が国民や住民の命や財産を守るのは大きな任務の一つです。災害に備えて大掛かりな防災工事を行ったり、大規模な避難計画を立てたり、訓練を実施します。

このような事前事後の公的な対応を「公助」といいます。
つまり公助とは、行政による支援や救助のことです。

なにはさておき、災害時には「自助」と「共助」と「公助」が上手に連携できればいいですね。

加えて、自然は人間の思い通りにはいかないので、あらゆる角度から備えをしておくことではないでしょうか?

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

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