コラム

 公開日: 2016-04-08 

マナーうんちく話1199《「初物75日」と百寿》

日本列島が百花繚乱で花満ちる頃になりました。
「春爛漫」という美しい言葉が存在しますが、春の陽光を精一杯楽しんでいる人も多いと思います。

そして新鮮な活力が生まれるわけですが、これからはタケノコ、ワラビ、ゼンマイなど「初物」に恵まれる頃でもあります。

今のように娯楽が無かった時代には、季節を先取りして楽しむ文化が生まれたようですね。

特に和食や和菓子の世界では初物を重宝しますが、それはその名残で、四季が明確に分かれて美しい国ならではの美意識でしょうか。

ただこれにも地域性があり、日本全国共通ではありません。
関東と関西では味に違いがあるように、野菜や魚に対する感覚も違います。

例えば関東では「初物」に人気があるようです。
江戸っ子が「女房を質に入れても食いたい初鰹」と詠んでいるのもその典型ですね。

では「初物」とはなんでしょうか?
初物とは、「その季節に始めて収穫した魚や野菜や果物」のことですが、「まだ誰も手をつけてないもの」という意味もあります。

そして初物を好んで食べる人の事を「初物食い」と呼びます。
周囲にも結構初物食いの人は多いのではないでしょうか・・・。

また、世界屈指の「飽食の国」「美食の国」になったせいで、初物を追い求めるのはもはや国産ばかりではなくなりました。

秋の「ボジョレーヌーボ」もそうですね。
フランスで収穫されたボジョレーの新酒を、日本人が世界で一番先に楽しんでいるのも贅沢な話しです。
空輸便で日本に到着するわけですから、料金も当然それなりに高くつきます。

一月位待って船便の物にすればかなり安くなるのに、おかしな傾向ですね・・・。

ではなぜ、それほどにまで「初物」を追い求めるのか?
もともと日本人が初物に興味を示したのは、初物を食すと幸運に恵まれ、長寿が叶うからだとされていました。

初物には他の食べ物にはない生気が満ち溢れているから、それを口にすることで長生きできると考えたわけですね。

以前このコラムで初物を食べると75日命寿命が延びると言いましたが、「初物七十五日」と言う諺があります。

この理屈に沿えば、75日おきに何らかの初物を食べれば、人生100歳も可能になりそうですね。

全国に100寿を迎えた人は6万人を超えていますが、皆さん初物がお好きでしょうか?きになるところです。

私は何でも好き嫌いなく、良く噛んで、楽しく、感謝の心で食べるのがいいと思います。

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトのハッピーライフ創造塾

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

5

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
参加者の声

【和気町協働事業「バラ色未来創造大学」に参加された方の声(アンケートから抜粋)●講座に参加するたびに若返る気がします。この年で新たな生きがいができ大変うれしい...

講演会・研修会メニュー

《幸齢期に乾杯!加齢を華麗に生きる人生100歳時代の幸せ探し》《人生100歳2毛作時代到来!もうひと花美しく咲かそうよ》

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーと豊かな心でハッピーな人生を(1/3)

 「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。作法に込められた意味を理解したうえで身に着けることで、人間関係を良好にし、豊かな心を育むと思うのです」と、優しくわかりやすい言葉で穏やかに語りかける平松幹夫さん(岡山県和気町父井原)。...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

年100回の講演が好評!キラキラ輝く人生を送るためのマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトのハッピーライフ創造塾
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトのハッピーライフ創造塾

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1621《今流の男の礼儀作法④「礼儀作法は教養の代名詞であり、生活の必需品だった

経済力や地位が高まれば次に望むものは知性や教養というのは古今東西普遍のようですね。「衣食足りて礼節を知る...

[ マナーの心得 ]

マナーうんちく話1620《雨水!春の雨で鋭気を養い、自分らしい花を咲かせよう》

雪が多い年は豊作になるといわれていますが、「瑞花(ずいか)」という吉兆を表す言葉があります。雪が多く降...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1619《ブランド志向とティファニーのテーブルマナー教本》

今の子育ては間違いだらけ!?教育者ではないので、子どもの教育のことはよくわかりませんが、若者の様々な研修...

[ マナーの心得 ]

マナーうんちく話1618《どう思う?「ブランド志向」》

頭の先からつま先まで!ブランド商品で固めた人をよく見かけるようになりました。それだけ物が豊かになった...

[ マナーの心得 ]

マナーうんちく話1617《今流の男の礼儀作法③「礼儀作法は本来男のために作られた」》

マナーに関する講演や研修をかれこれ1000回近く行っていますが、その9割以上は学生、若者、女性対象です。...

[ マナーの心得 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ