コラム

 公開日: 2016-03-09 

マナーうんちく話1177《大切にしたい「去り際の美学」》

最近日本人から、美意識が薄れて行く感があります。
特に去り際が目立ちますが、如何でしょうか?

男女の別れにおいても、悲惨な事件が目立ちます。
さらに昔は存在しなかった「ストーカー」と言う言葉も、1990年代頃から出来た言葉です。

執着心が強いのがストーカーの特徴のようですが、その半数以上はかつての交際相手だとか・・・。

相手に不快感を与えることはマナーの根源を成す「思いやり」の心に反します。

昔から日本では「花は桜木、人は武士」と言われます。
花は桜が一番で、人は武士が一番という意味です。

なぜ一番かと言えば、桜も武士も散り際が潔いからです。
パッと咲いたらパッと散る桜と、損得計算に明け暮れるより名誉を重んじる武士の精神が美しいわけですね。

しかし最近では、政治家にせよ、実業家にせよ、個人にせよ、生きざまに美しさが薄れている人が増えてきたように思います。

「せこい」感じがする人も珍しく無くなりました。
業者から金を受け取る政治家、外国産を国産と偽装する業者、消費期限切れ食品を横流しする業者、経費節減のため違法建築を手がける業者しかりです。

加えて、相次ぐ学校教職員の不祥事や、週刊誌の取材で発覚したプロ野球選手の野球賭博も後味が悪い出来事ですね。

公徳心が無くなり私利私欲に走る。
水戸黄門に登場する「悪代官」と、それを取り巻く「悪徳商人」のような人は、本当に浅ましい限りでしょう。

政治家や実業家や教師やプロスポーツ選手のように社会的地位が高い人は、世の中のために尽くしたり、多くの人に感動を与えるから美しいのではないでしょうか?勿論、清潔な生き方をしている素晴らしい人の方が多いのでしょうが・・・。

潔い生き方、思いやりの在る生き方が無くなれば「去り際」も醜くなります。

習い事にせよ、スポーツにせよ、「礼に始まり礼に終わる」と言われておりますが、礼が無くなれば世も末です。
そして礼とは感謝や思いやりを表現することです。

男と女の別れ際、組織の去り際等、「際」が付く場合は長い人生で多々ありますが、とかくその人の人柄が露見します。

だからこそ潔く美しく去りたいものです。
美辞麗句をならべたてた「別れの挨拶」も大切かもしれませんが、今まで世の中や会社や部下のために何をしてきたかが大切ではないでしょうか。

いつの場合も常に「引き際」があること。
そしてそれが「いつ」になるか?ということは常に頭に入れておくことが「去り際の美学」だと思うわけです。

この記事を書いたプロ

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マナー講師 平松幹夫

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