コラム

2016-02-13

マナーうんちく話1157《バレンタインデー、「牛は牛連れ、馬は馬連れ」》

立春から10日過ぎましたが、二月は「着更着」の異名を持つようにまだまだ寒い日が続きます。

そして、この寒さの事を「春寒(はるさむ)」もしくは「余寒」と表現します。
立春を過ぎたら「寒中見舞い」から「余寒見舞い」になるのはそのためです。

早春を華麗に彩る梅の花が見頃を迎えており、各地で多彩な行事が開催されています。万葉集の時代から多くの歌に詠まれている梅は、日本人にとって大変なじみが深く、特に「松竹梅」と言われるように慶事にはつきものです。

我が家の梅も次第にほころんできましたが、最近鮮やかな緑の羽根をした「メジロ」が庭木の間を飛び交うようになりました。

目の周りが白いからメジロと言いますが、二羽で行動を共にする仲睦ましい姿は、まさに早春の風物詩です。

メジロより早くやってくるのが「春告げ鳥」の名前を持つ「ウグイス」ですが、ウグイスの美しい声は、さらに山奥に行かなければなかなか聞くことができません。

ところで「梅」と「ウグイス」といえば、古代の人は「梅に鶯」と言って春の到来を喜んだものですが、この意味をご存知でしょうか?

「春になって梅の花が咲いて、そこに鶯がやって来て「ホーホケキョ」と美しい鳴き声を響かせる」と解釈している人が多いと思いますが、そうではありません。

むしろ、梅の木によく止まっているのはウグイスより、人慣れしているメジロの方が多いような気がします。
そうだからといって「梅にメジロ」でもありません。

梅は「春告げ花」、メジロは「春告げ鳥」で、どちらも春の到来を告げるので、「良く調和している」「お似合い」、つまり「二つのものが良く調和して似合っている」たとえです。

昔から和歌や絵画や掛け軸などに好んで取り上げられているのも、春の目出度さを醸し出してくれるからです。

最近では、鮮やかな花鳥風月を絵柄にした「花札」をする人は少なくなりましたが、「牡丹」に「唐獅子」もよく知られています。

ちなみに唐獅子はライオンで「百獣の王」として有名です。
一方牡丹は「百花の王」といわれていますので、この二つは「梅と鶯」のように、組合せとしてはぴったりです。

「竹に虎」もあります。
虎も百獣を代表する動物ですが、像が苦手です。そして像は竹藪が苦手です。だから虎は像に襲われたら竹藪に逃げ込むわけです。だから竹と虎も組み合わせとしては釣り合っているわけです。

人もそうですね。
よく「お似合いのカップル」と言うことを聞きますが、こればかりは人それぞれで、何とも言えませんが如何でしょうか。

しかし「美女と美男」は良く用いられるお似合いのカップルのパターンですが、この他、価値観、身長や体重のバランス、服装や食べ物の好み、学歴、出身地等もあるでしょう。

いずれにせよ、互いが互いを必要として、共に支え合って生きているカップルは素敵ですね。

それぞれ「お似合い」の相手と一緒になって、釣り合いが取れることを「牛は牛連れ、馬は馬連れ」と言いますが、やはり釣り合いのカップルは幸せだと感じます。

最近では恋愛観や結婚観が変わり、2月14日のバレンタインデーの本命チョコが不要な人も多いと思いますが、「朝起きて共に美味しいお茶を飲める相手がいる」と言うことは、本当に幸せなことだと思うわけです・・・。

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

6

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
お客様の声

●●テーブルマナーの本当の大切さが理解できました●●洋食のマナーには自信が有ったので参加しましたが、今回平松先生の講座を受講して「目からうろこ」と言う言葉をす...

出前講座

■絶対聴きたい!《女性会・女性部向け》厳選講座のご案内!商工会、法人会、各種団体の女性部会から、婦人会、地域、企業、サークルまで幅広く対応できる人気講座です...

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーを身につけてハッピーな人生を!(1/3)(1/3)

「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。形だけでなく、そこに込められた意味を理解したうえで身に付けることで、人間関係を良好にし、心の豊かさを取り戻せると思うのです」と、穏やかな物腰で語りかける平松幹夫さん。マナー講師、講演会講師と...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

講演・セミナーが大好評!老若男女をキラキラ魅せるマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1318《物を贈るか?現金を贈るか?それとも・・・》

贈り物をする時は心を込めて贈ることが大切ですが、「品物」を贈るか、あるいは「現金」の方がいいのか迷うことも...

[ 贈答のマナー ]

マナーうんちく話1317《あわれ秋風よ 情けあらば伝えてよ…》

「味覚の秋」を迎え美味しいものに目移りがする時期になりました。しかしなんといってもお手頃価格で美味しくて...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1316《正しく理解したい「春分」と「秋分」、「お盆」と「お彼岸」の違い》

日本には一年を24に分けた「二十四節気」が有りますが、それには大きな節目が4つあります。ご存知でしょうか?...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1315《まことお彼岸入りの彼岸花》

四季が明確に分かれている日本には「風物詩」という美しい言葉が存在します。風物詩は俳句の「季語」のように...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1314《一人の高齢者が死ぬと一つの図書館がなくなる》

敬老の日にちなみ、新聞やテレビで全国の長寿の人達が紹介されていますが、豊かで平和な国ならではの微笑ましい光...

[ 日常生活におけるマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ