コラム

2016-02-03

マナーうんちく話1147《今日は節分!鬼がやってきて悪さをする》

最後の二十四節季「大寒」も最終日となり節分をむかえました。
時節柄、冬本番の低温が続き、何かとネガティブになりやすい時ですが、厳しい寒さを体験することも大切です。

春になれば桜の季節になりますが、日本の春を象徴する桜は、寒さが厳しければ厳しいほど、暖かさを敏感に感じると言われます。

つまり美しい花を見事に咲かすためには、厳しい寒さを体験しなければいけないと言うことでしょう。

こうした桜の営みは、人間にもよく例えられます。
厳しい寒さを体感すればするほど、太陽の暖かさが身に沁みるのと同じで、幼い時から試練に耐えた人や、順風満帆より挫折を幾度も経験した人の方が、人の苦労に寄り添えると言うことです。

ところで今、柊が旬を迎えていますが、節分には、「豆まき」をして、「柊を鰯の頭と共に玄関にかざすと鬼が寄り付かない」と言う言い伝えがあります。

「節分」は季節の変わり目ですので、天候が不順になり、このような時には鬼が出没すると昔は考えられていました。

そこで、鬼が嫌がる焼いた豆を蒔き、鰯の頭の悪臭や柊のとげで鬼を寄せ付けないようにするわけです。

なぜ豆か?と言えば、穀物は繁殖力と共に邪気を払う力があると考えられていました。その穀物の中でも特に豆は収穫量も多く、投げるにもちょうどいい大きさだったのでしょうね。

加えて「豆=魔目」の語呂合わせもあり、鬼が嫌がる火で豆を一旦焼いて、それを投げたのが始まりのようですが、地域により様々な風習があります。

また、柊のトゲも鬼は大変嫌がりますが、若い時期にはトゲトゲしい柊も年数がたってくると、そのトゲは役に立たなくなります。
邪気を払うとされた柊も、長い月日を経ると丸くなってくると言うことです。

人に例えれば、若い時は何かと四角四面の人でも、ひと歳とると丸みを帯び、柔軟な姿勢になってくると言うことでしょう。

そして自然界では、季節の節目に咲くと言われている「節分草」がお目見えします。最近では「節分草」より「恵方巻き」のほうがよく知られるようになりましたが、自然の営みには教えられることが多々あります。

また天気予報では、「寒い日が続いていますが、暦の上では春になりました」などというセリフが聞こえてきますが、季節の変わり目です。
体調管理にご注意ください。

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