コラム

 公開日: 2016-01-22 

マナーうんちく話1138《どう思う?食後の爪楊枝》

昼下がりのレストラン街や社員食堂。
妻楊枝を加えて出て来る人をよく見かけますね。

この姿を見た人はどのように思っているか?

「加え妻楊枝派」は圧倒的に中高年の男性に多いようですが、あまり好感が持たれる姿ではなさそうですね。

特に女性からは不快感を抱かれそうです。
程度の差はありますが、加え楊枝に「シーシー」とか「シュッ、シュッ」等の音が加われば、さらに生理的にも不快感は高まるでしょう。

中には、女性の眼前でどうどうとすればセクハラだと指摘する人もいるとか・・・。
この理屈が通れば、電車の中でのお化粧はどうなるのでしょうか?
自分が嫌なことは全てセクハラと言うわけにも参りません。
男性にも言い分はあるでしょう。

妻楊枝は日本のレストランや食堂では、食卓に置いてあります。
たとえ置いてなくても、リクエストすれば無料で渡してくれます。

さらにコンビニで弁当を買う際にも、割りばしの必要性を伺ってくれますが、その割りばしの紙袋の中にも妻楊枝は入っています。
つまり「食後=妻楊枝」になるのは何らおかしいことではありません。
妻楊枝は実に実用的だということです。

しかし、その使い方には注意が必要です。

男性、女性に限らず、人前で使用するのはなるべく避けて、洗面所での使用をお勧めします。

どうしても止む終えない場合は手や懐紙で口を覆って使用することをお勧めします。

マナーの根源を成す要素は「感謝」「尊敬」「思いやり」ですが、おもいやりは「他者に好感を与える」側面と、「不快感を与えない」側面があります。

食後に人前で妻楊枝を使用した時、その人が不快感を覚えたらマナーの視点で捉えると良くありません。
しかし、その人が何とも感じなかったら別にどうということはないでしょう。

どのように感じるかは人それぞれですが、特に若い女性は敏感だということでしょうね。

昔は妻楊枝も手造りでしたが、約100年前から妻楊枝は機械で大量生産されるようになってきました。

100年前から妻楊枝は、すっかり食生活に密着してきましたが、感じ方は時代とともに変化しています。

特に年をとると歯茎がやせて妻楊枝のお世話になる頻度がたかくなるので、超高齢化社会が進展する程、妻楊枝は益々存在感が高くなるでしょう。

他人の前では使わないとか、音をたてないとか、使い方に注意が必要です。

テーブルマナーの基本は日本でも欧米でも「美しい食べ方」ですが、美しい食べ方とは他者への配慮です。

妻楊枝の使い方にはくれぐれもご用心を・・・。
加えて「おしぼり」で顔を拭くのもご注意あれ・・・。

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

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