コラム

 公開日: 2016-01-08 

マナーうんちく話1127《日本人と礼儀作法の行く末①》

昨日は我が家の畑の大根と蕪の葉っぱ、それに近所の小川で摘んできた自生のセリを入れてお雑煮を作りました。

それにつまみも沢山揃えたせいで、少々飲み過ぎて、結局弱った胃を休めるという「七草の行事」の本来の目的は達成できませんでしたが、先人が大切にしてきた日本の伝統行事に触れることが出来ました。

「松の内」も明け、学業や仕事を本格的に始動した人も多いと思います。
しかし、正月は日本の年中行事の代表格ですから、これから先も「鏡開き」「小正月」「とんど祭り」など、正月に関連する行事が続きます。

なんだかんだといっても、正月は和の文化を象徴するものですから・・・。

最近国際化の進展のせいでしょうか、日本文化にとってハッピーでないことが多々見受けられるようになった気がしてなりません。

特に、日本の礼儀作法の文化を否定的に捉えようとする傾向が強まったことです。「この固定概念をなんとかしなくては」と強く感じています。

例えば和室における礼儀作法、履き物の脱ぎ方・揃え方、和食のマナー等など・・・。

日本の礼儀作法は、四季の移り変わりと共に、自然に寄り添った、平和な社会背景から生まれたとてもユニークな文化で、自然や人に対する思いやりの心や感謝の心が凝縮されています。

地球規模での環境保護、平和な社会作り等が大きな課題になっている現在で、和の精神は、大きな貢献が出来る文化と言っても過言ではないと思っています。

そんな素晴らしい文化が外国の文化に押され、影が薄くなっていくことは、日本にとっても、世界にとっても大きな損失です。

季節の美しい言葉やしきたりも横文字に押され、どんどん消え失せています。

加えて、ユネスコの世界無形文化遺産に登録された和食の文化もしかりです。
既に登録されて数年が経過し、現時点ではそれを次世代に継承すべき取り組みがなされるべきですが、大人自身が和食の知識、和食のマナーに疎いままです。

これではいくら物質的に豊かになっても、便利になっても、多くの矛盾が発生し、ハッピーにはなれません。

ではどうするか?
先ずは大人が主体的に変容することが大切だと考えます。

学校、職場、地域で指導的立場にある人はなおさらでしょう・・・。

日本の礼儀作法は他者に対しての配慮に重きを置いています。
そして他者との関係において、心地良い時間や、空間作りをとても大切にしています。

先ずはこのことを日本人全てが再認識すると共に、家庭、学校、地域、職場で適切な教育が行われる必要性を感じます。

次回から家庭、地域、学校、職場においてマナー教育をいかに行うかに触れます。

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マナー講師 平松幹夫

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