コラム

2016-01-03

マナーうんちく話1123《正月を豊かに彩る「歳神様」と「雑煮・お年玉・鏡餅」の関係と福袋の由来》

日本は南北に細長い国ですから、同じ季節でも、地域により収穫できるものはかなり異なります。

正月に欠かせない「雑煮」は、歳神様にお供えした供物や餅を下げて、何もかも一緒に似た料理です。

従って汁も具材も地域によりまちまちです。
節句にいただく「お萩」や「ぼた餅」や「柏餅」などはそんなに異なることはないと思いますが、雑煮ほど地域により異なる料理はないのではないでしょうか?また、地域のみならず、それぞれの家庭によってもかなり違うと思います。

従って雑煮に関しては、どの地域のものが正統派と言うことはないでしょう。
色々な種類があり、色々な特徴や味わいがあるからいいですね。

そして、米から作る餅は日本の神事には必要不可欠ですが、その鏡に見立てた餅を「鏡餅」と言います。

歳神様が正月にそれぞれの家に里帰りされた際、鎮座される所が鏡餅です。
飾り方は地域により異なりますが、三方の上に奉書紙を敷き、「ウラジロ」と「ユズリ葉」の上に「餅」を載せ、昆布を載せ、さらに橙を飾ればいいでしょう。

それぞれに語呂合わせによる縁起が担がれています。
「ウラジロ」は長寿、「ユズリ葉」は次世代に幸せを譲るという意味が込められています。

さらに「だいだい」は家計が代代持続するようにとの願いが込められています。
未婚化や非婚化が進行し、少子社会になった今は、その必要性がさらに出てきたかもしれませんね。

ところで、歳神様にお餅を捧げるわけですが、その餅を下げて、年少者に与えたのが「お年玉」の起源だと言われています。

つまり、お年玉は目上の人が目下の人に与えるもので最初はお餅でした。
それが次第に現在の様にお金に変化したわけですね。

ちなみに、目下の者が目上の者に新年の挨拶として渡すものは「年賀」です。

加えて最近の正月と言えば「福袋」に人気が集中していますが、その起源は江戸時代にさかのぼると言われています。

当時の呉服商が布の切れはしを袋に詰めて、封をして正月に売り出したという説が有力です。

さらに、幸福を司る大黒天が「打ち出の小槌」や「米袋」と一緒に抱えている「大きな袋」だという説もあります。

では、この大きな袋には何が入っているでしょうか?
金銀財宝ではありません。

実は「幸運」が詰まっているわけです。
だから大黒天様がやってきたら、この大きな袋の中に一杯詰まっている幸運を分けて下さるわけですね。

つまり福袋は、このように縁起の良いものや、何が詰まっているか解らないドキドキ感などが受けたのでしょうね・・・。

今年もよく売れたそうで幸先の良いスタートになりそうです・・・。

しかし、幸運を掴むには物の豊かさも大切でしょうが、精神面の充実が大切です。

今年も「かたち」より「こころ」を大切にしたコラムをお届けできればと思います。是非お付き合いください。

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