コラム

2015-12-30

マナーうんちく話1119《正月準備! 「歳神様」と「門松」と「しめ縄飾り」の関係》

今日、12月30日は正月飾りをされる人も多いと思いますので参考にして下さい。

このコラムですでに、盆は「仏様の里帰り」で、正月は「神様の里帰り」とお伝えしましたが、古来日本では、新しい年は歳神様が連れて来ると信じられていました。

歳神様は、新年の幸せをもたらすために、高い山から下りて来られます。
祖先の霊が田の神となり、山の神となって、正月には「歳神様」になるということです。

ちなみに、歳神様の語源は、稲を中心とした穀物で有ると言われていますので「年神様」は農耕神と言うことにもなります。
「歳」は時間を表す「年」と共に、「稲の神様」ということです。

旧暦では正月は今の立春に当たるわけですが、一年のスタートである正月は、春を迎える喜びと同時に、歳神様をお迎えする喜びでもあったわけです。

だから正月には歳神様を祀り、米を始め穀物や野菜の豊作や、家内安全及び子孫繁栄を祈る行事に他なりません。

現在でも正月を迎える準備として、「門松」や「しめ飾り」や「鏡餅」を飾るのは、歳神様がお越しになられるのを大歓迎するという意味です。

元旦に「初日の出」を拝みに参りますが、これは、「歳神様は日の出とともにやってくる」と言われているからですね。

そして、歳神様は松の木に宿るとされています。
以前、12月13日は「正月事始め」で、煤払いをする日であり、山に門松に使用する松を切りに行く日と説明しましたが、門松は新しい年神様をお迎えするために門に飾る木に他なりません。

煤払いをするのは、歳神様をお迎えするに当たり家を綺麗にすることです。
今でもお持て成しの基本は掃除ですが、神様も清潔な場所を好まれます。

さらに、歳神様をお迎えするに当たっては、「清潔+神聖」な場所を用意しなければいけません。

だから穢れを払うために「注連縄飾り」をするわけです。

家の中に悪霊が侵入するのを防ぐために、玄関の戸口に飾られるのが一般的です。

神社や巨木や巨岩に「注連縄」が張り巡らされていますが、注連縄が張っている場所は「神聖ですよ!」と言う意味です。

現在のように科学が進歩していなかった時代の、神道における最大の危機管理だったのかもしれませんね。

加えて、しめ飾りを簡略したものに「輪飾り」があります。
パソコンや水道や車などに飾られますね。

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