コラム

 公開日: 2015-12-11 

マナーうんちく話1104《「ご自愛ください」の意味と正しい使い方》

冬将軍がやってくると身も心も寒くなります。
ナポレオンも退却を余儀なくされたほどの厳しい寒さにつけられた呼称ですから、無理もありません。

そんな時、手紙やメールで相手に対する思いやりの心を発揮する時に、よくつかわれる言葉が「ご自愛ください」です。

相手のことを気遣う美しい言葉だけに、その意味をキチンと理解して、正しく使用したいものです。

そもそも「自愛」とは、自分自身の身体を大切にすることです。
つまり、自分の健康状態に気おつけるということです。
ちなみに、「自」は身体で、「愛」は大切の意味です。

従って「くれぐれもお体をご自愛ください」と言う表現は重複するので、「くれぐれもご自愛ください」になります。

この点に注意して頂けば、男性にも女性にも使用できます。
加えて、この言葉は「相手を気遣う」意味ですから、上司や年長者にも用いることが出来ます。

「ご自愛ください」と言う表現を使用する者は、相手に対して「無理をしないで、いつまでも健康でいて下さい」とお願いしているわけですから、「私は貴方の事をこんなに思っていますよ」という意味になります。

また、「ご自愛ください」と言う言葉を使用された場合は、「相手から大切に思われている」ということです。

まして、上司や目上の人から「ご自愛ください」と表現されたら、「身に余る言葉」として有り難く受け止めて下さいね。

また、「ご自愛ください」によく似た意味の言葉としては、「お身体に気おつけて下さい」「御身くれぐれもたいせつになさいますように」など、よりストレートな表現の仕方もあります。
これから年末になり何かとあわただしくなります。
寒さも増してきます。

こんな時だからこそ、手紙やメールの末尾に、「寒くなりましたので」「風邪がはやっていますので」「慌ただしくなってまいりますので」、くれぐれも「ご自愛ください」と、一言添えてみられてはいかがでしょうか。

年賀状にもお勧めです。
思いやりが増して、より丁寧な印象になります。

数ある言葉の中で、日本語は非常に難しい言葉です。
しかし同時に非常に美しい言葉でもあります。

相手の事をさりげなく気遣う美しい言葉は、素晴らしいコミュニケーションになり、よりよい人間関係が築けます。
積極的に使用したいものですね。

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

6

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
参加者の声

【和気町協働事業「バラ色未来創造大学」に参加された方の声(アンケートから抜粋)●講座に参加するたびに若返る気がします。この年で新たな生きがいができ大変うれしい...

講演会・研修会メニュー

【女性部・女性会向け厳選講座】商工会、法人会、各種団体女性部から婦人会、地域、企業、サークルまで幅広く対応できる人気講座で、人生を前向きに生き、身も心も精...

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーを身につけてハッピーな人生を!(1/3)

「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。形だけでなく、そこに込められた意味を理解したうえで身に付けることで、人間関係を良好にし、心の豊かさを取り戻せると思うのです」と、穏やかな物腰で語りかける平松幹夫さん。マナー講師、講演会講師と...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

講演・セミナーが大好評!老若男女をキラキラ魅せるマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1394《厳寒の中のぬくもり!苦労を経験すればするほど人は磨かれる》

この冬最大級の冬将軍が居座っていますが1月20日は二十四節季の一つ「大寒」で、一年で最も寒い時期です。ま...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1393《「お名前頂戴できますか?」。この言いどう思いますか》

「類は友を呼ぶ」といわれます。そして良縁はさらに良縁を産みます。良い人間関係、良い本、良い音楽、心地...

[ ビジネスマナー ]

マナーうんちく話1392《寒い時期、心が温かくなる季節の言葉「木守柿」》

「生きることは食べること」といわれるように、食べるという行為は生きていく上で必要不可欠です。だから食べ...

[ マナーの心得 ]

マナーうんちく話1391《年中行事に込められた思い!小正月と小豆粥》

睦月も半ばを迎えましたが、元日にお迎えした歳神様が「三が日」「松の内」「七草粥」を経て次第に人家から遠のか...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1390《食べ物にも思いやりを!復活させたい「勿体ない精神」》

突然ですが、世界中に「日本食」とされる飲食店が幾つあるかご存知でしょうか?農林水産省の調べでは約886...

[ 和食テーブルマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ