コラム

 公開日: 2015-11-10 

マナーうんちく話1083《「山笑う頃」と「喪中はがき」》

国土の約7割を山が占め、四季が明確に分かれており、その移ろいが美しい日本では、山は季節毎に様変わりします。

そして自然と共に仲良く暮らしてきた先人は、その移り変わる様子を細かく見つめ、大変美しい言葉で表現しました。

厳しい冬から、待ちに待った春がやって来て、山の木々の若葉が萌えいずる頃には、まるで山がほほ笑んでいるように感じたのでしょうか?
その様子を「山笑う頃」と表現しています。

そして夏になり、緑がさらに深まり、葉につややかさが出て来る頃になると「山滴る」と名付けました。

やがて秋になり、広葉樹の葉が黄色や赤色に染まり始めると、まるで山全体がお化粧したような雰囲気になるので「山装う頃」になるわけですね。

ちなみに、日本の紅葉は世界屈指の美しさだと言われますが、これは昼夜の寒暖の差が激しい事、葉が色づく広葉樹が多いということが挙げられますが、なんと言っても色鮮やかに色づいた葉を見て「美しい」と感じる、豊かな感性を持ち合わせているからではないでしょうか?

だからこそ、紅葉を観賞することを「紅葉狩り」と言う言葉で表現したり、春の桜前線と同様、「紅葉前線」という世界に誇る美しい言葉を有する国になったと思います。

物は貧しかったけれども、大自然が醸し出すスペクタクルを、豊かな感性で見事に表現した先人は、実に素晴らしいですね。

しかし、紅葉の美しさは桜と同じく、儚いくらい短いものです。
鮮烈な色となって私たちを魅了する期間はほんの僅かで、すぐに木枯らしに吹かれて散ってしまいます。

こうなるとなんとなくメランコリックな気分になり、厳しい冬がやってくるわけですが、あまり歓迎できない便りが届く時期でもあります。

まだ11月初旬ですが、今年も喪中葉書が届き始めました。

毎年この時期になると、講演会やセミナーでよく寄せられる質問の一つに「喪中葉書」がありますので、再度詳しく触れておきます。

年を重ねて来ると付き合いの幅が広くなり、喪中葉書を頂くことは結構ありますが、長い人生でも度々差し出すものではありません。

まして気分の良い知らせではないだけに、迷うことも多々あります。

いざ差し出すとなれば、本当に出すべきか否か?
出すとすれば、いつ、誰に、どのように出したらいいのか?
送られてきたら、本当はどのように対応したらいいのか?

迷うことも多々あります。
そこで、「喪中」に関する正しい知識と、「喪中葉書」のポイントに触れておきます。

次回に続きます。

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトのハッピーライフ創造塾

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

15

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
参加者の声

【和気町協働事業「バラ色未来創造大学」に参加された方の声(アンケートから抜粋)●講座に参加するたびに若返る気がします。この年で新たな生きがいができ大変うれしい...

講演会・研修会メニュー

《幸齢期に乾杯!加齢を華麗に生きる人生100歳時代の幸せ探し》《人生100歳2毛作時代到来!もうひと花美しく咲かそうよ》

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーと豊かな心でハッピーな人生を(1/3)

 「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。作法に込められた意味を理解したうえで身に着けることで、人間関係を良好にし、豊かな心を育むと思うのです」と、優しくわかりやすい言葉で穏やかに語りかける平松幹夫さん(岡山県和気町父井原)。...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

年100回の講演が好評!キラキラ輝く人生を送るためのマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトのハッピーライフ創造塾
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトのハッピーライフ創造塾

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1621《今流の男の礼儀作法④「礼儀作法は教養の代名詞であり、生活の必需品だった

経済力や地位が高まれば次に望むものは知性や教養というのは古今東西普遍のようですね。「衣食足りて礼節を知る...

[ マナーの心得 ]

マナーうんちく話1620《雨水!春の雨で鋭気を養い、自分らしい花を咲かせよう》

雪が多い年は豊作になるといわれていますが、「瑞花(ずいか)」という吉兆を表す言葉があります。雪が多く降...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1619《ブランド志向とティファニーのテーブルマナー教本》

今の子育ては間違いだらけ!?教育者ではないので、子どもの教育のことはよくわかりませんが、若者の様々な研修...

[ マナーの心得 ]

マナーうんちく話1618《どう思う?「ブランド志向」》

頭の先からつま先まで!ブランド商品で固めた人をよく見かけるようになりました。それだけ物が豊かになった...

[ マナーの心得 ]

マナーうんちく話1617《今流の男の礼儀作法③「礼儀作法は本来男のために作られた」》

マナーに関する講演や研修をかれこれ1000回近く行っていますが、その9割以上は学生、若者、女性対象です。...

[ マナーの心得 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ