コラム一覧 :民法雑学

1件~15件(56件)

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抗告状に貼付すべき印紙を貼付しなかった場合の瑕疵とその治癒に関する判例紹介

1 問題点①Aが訴訟救助の申立てをした。➁Aの申立ては却下された。③Aは却下決定に対する抗告をしたが,抗告状に印紙を貼らず,抗告の手数料を納付しなかった。④そこで裁判所から,Aに対して,指定された期間(14日)内に抗告の手数料を納付するよう命令(補正命令)が発せられた。... 続きを読む

民法雑学

2016-09-20

反社会的勢力を主債務者とする保証契約の効果(判例まとめ)

反社会的勢力を主債務者とする保証契約の効果について判示した,4件の最高裁判所第三小法廷平成28年1月12日判決を,まとめますと,⑴ 主債務者が反社会的勢力でないことそれ自体が,当然には,金融機関と信用保証協会との間の保証契約の内容にはならない。 したがって,金融機関が反社... 続きを読む

民法雑学

2016-09-16

反社会的勢力を主債務者とする保証契約の効果(判例3)

 最高裁判所第三小法廷は,平成28年1月12日,反社会的勢力を主債務者とする保証契約の効果に関し,信用保証協会と金融機関との間の保証契約は無効ではないという判決を言い渡したのですが,その時の判決の数は4件でした。 そのうち3件で,原判決を破棄し事件を原審に差し戻しました(平... 続きを読む

民法雑学

2016-09-16

反社会的勢力を主債務者とする保証契約の効果(判例2)

最高裁判所第三小法廷平成26年(受)第1351号平成28年1月12日判決(昨日のコラムの判決とは別件の判決)は,昨日の判決と同様の法律判断,すなわち,⑴ 主債務者が反社会的勢力でないことそれ自体が,当然には,金融機関と信用保証協会との間の保証契約の内容にはならない。と判示... 続きを読む

民法雑学

2016-09-15

反社会的勢力を主債務者とする保証契約の効果(判例1)

金融機関と信用保証協会との間で保証契約が締結された後で,主債務者が反社会的勢力であることが判明した場合,その保証契約は当然に無効になるか?最高裁判所第三小法廷平成26年(受)第266号平成28年1月12日判決は,後記政府や金融庁の指針から推して,金融機関と信用保証協会との... 続きを読む

民法雑学

2016-09-14

認定司法書士の代理権限の範囲と範囲を超えた場合の報酬について(判例)

最高裁判所第一小法廷平成28年6月27日判決は,1 法は,認定司法書士の業務として,⑴ 簡易裁判所における民訴法の規定による訴訟手続(以下「簡裁民事訴訟手続」という。)であって,訴訟の目的の価額が裁判所法33条1項1号に定める額(注:140万円)を超えないものについて代理す... 続きを読む

民法雑学

2016-09-12

破産者は,将来発生する生命保険金請求権でも手を付けられない(判例)

1 事実経過⑴ 平成23年に,Aは生命保険会社との間に,被保険者をAとし,Bを受取人とする生命保険契約を締結した。⑵ 平成24年3月14日に,Bについて破産手続開始決定がなされ,Cが破産管財人に就任した。⑶ 平成24年4月25日に,Aが死亡した。⑷ 平成24年5月に,Bは,生命保険会社か... 続きを読む

民法雑学

2016-09-10

認知症に罹患した人が事故を起こした場合の妻子の責任いかん(判例)

 最高裁判所第三小法廷平成28年3月1日判決は,認知症が進行し,責任を弁識する能力がなくなった者が,旅客鉄道会社の駅構内の線路に立ち入り,列車に衝突して死亡した事故により,列車に遅れが生ずるなどの損害が生じた場合,その妻子には,妻子というだけの理由では,民法709条又は714... 続きを読む

民法雑学

2016-09-08

不当訴訟による損害賠償請求権の要件事実

Q  A社が原告となり,B社を被告として,訴訟を起こしたが,A社が敗訴した場合で,その訴訟が不当訴訟となって,B社からA社に対する弁護士費用等の損害賠償請求をすることができる要件事実は何か?A 最高裁昭和63年1月26日判決は,「法的紛争の当事者が当該紛争の終局的解決を裁... 続きを読む

民法雑学

2016-08-04

相続は,させる側からも,する側からも,本能的な欲求であり,力で抑えることのできないもの

 かつてソ連という国がありました。ソ連は,1917年に,ロシア革命によって生まれた社会主義,共産主義の国でしたが,この国は,私有財産制度の否定を標榜していましたので,1918年に相続法を廃止しました。しかしながら,個人が自己固有の財産を所有すること及びこれを一定の身分関係にある者に承... 続きを読む

民法雑学

2016-06-20

民法雑学 街角で見た法令違反

 街角で,保護帽を着用しないで,作業者がフォークリフトの爪の上に乗って作業をしているところを目撃しました。保護帽の着用がないことで,事業者は,最大積載量が5トン以上の貨物自動車に荷を積み込む作業を行うときには労働者に保護帽を着用させなければならないという労働安全衛生規則15... 続きを読む

民法雑学

2016-03-20

否認権行使という用語の誤解

 カード会社が,会員から,毎月,銀行引落としで,支払を受けていますが,その方法による支払について,会員甲の代理人になったという弁護士乙から,カード会社に電話連絡があり,乙弁護士は,カード会社の従業員に対し,①甲の債務整理を受任した。➁その直後になされた銀行からの引落しは偏波弁済... 続きを読む

民法雑学

2016-03-11

貸金庫内の動産の差押方法

Q 債務者が銀行内にある貸金庫の中に,現金,貴金属を有してると思われる場合,債権者は,債務名義(金銭支払いを命ずる確定判決書など)に基づき差押えができるか?A できます。最高裁判所第二小法廷平成11年11月29日判決は,⑴ 銀行と利用者との間の貸金庫取引は、銀行の付随業務であ... 続きを読む

民法雑学

2016-02-01

解釈論と政策論➁ その違い

昨日のコラムの続きです。1 判例の趣旨 最高裁判所平成12年3月14日判決は,民法772条の「妻が婚姻中に懐胎した子は、夫の子と推定する。」という規定の適用について,① 妻がその子を懐胎したと思える時期に,夫とは事実上の離婚をしていて夫婦の実態が失われている場合には,妻... 続きを読む

民法雑学

2015-10-01

解釈論と政策論① 嫡出否認の訴えか親子関係不存在確認の訴えか?

1,嫡出否認制度 民法772条は「妻が婚姻中に懐胎した子は、夫の子と推定する。」と規定しています。これは「嫡出の推定」といわれます。そして,同条2項は「婚姻の成立の日から200日を経過した後又は婚姻の解消若しくは取消しの日から300以内に生まれた子は、婚姻中に懐胎したものと推定... 続きを読む

民法雑学

2015-09-30

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