コラム

 公開日: 2015-08-26  最終更新日: 2015-09-07

マンション⑫ 区分所有権売渡請求権

区分所有法10条は,
「敷地利用権を有しない区分所有者があるときは、その専有部分の収去を請求する権利を有する者は、その区分所有者に対し、区分所有権を時価で売り渡すべきことを請求することができる。」と規定しています。

これは,例えば,マンションの敷地権が借地権で,各区分所有者が,敷地権の割合で,賃料債務を,分割債務として支払っているようなケースで,ある区分所有者が,自己の賃料債務の支払をしないために,土地の賃貸人から,賃貸借契約を解除されたような場合を想定しますと,この場合,土地の所有者は,その区分所有者に対し,専有部分の収去を請求する権利を有することになります。
 しかしながら,一棟の建物の中にある,ある特定の専有部分だけを撤去することは,物理的にも経済的にも,できるものではありません。
 そこで,法10条は,その場合は,土地の所有者は,区分所有者に対し、区分所有権を時価で売り渡すべきことを請求することができることにしたのです。
この場合の,「時価」は,敷地権のない状態の時価ですから,ずいぶんと低い金額になるでしょう。

ご相談は弁護士法人菊池綜合法律事務所へ!

この記事を書いたプロ

弁護士法人菊池綜合法律事務所 [ホームページ]

弁護士 菊池捷男

岡山県岡山市北区南方1-8-14 [地図]
TEL:086-231-3535

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

4

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
 
このプロの紹介記事
菊池綜合法律事務所|菊池捷男弁護士は数多くの民事裁判を手がけてきたエキスパート

法律事務所は決して敷居の高い場所ではありません。(1/3)

 事務所設立以来40年、「うそをつかない、ごまかさない」を信念に、離婚や相続など数多くの民事裁判を手がけてきた菊池捷男さん。現在事務所には菊池さんを筆頭に6人の弁護士が在籍し、民事から企業法務まであらゆる法律問題をサポートしています。 ...

菊池捷男プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

あらゆる法律問題に対処可能

事務所名 : 弁護士法人菊池綜合法律事務所
住所 : 岡山県岡山市北区南方1-8-14 [地図]
TEL : 086-231-3535

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

086-231-3535

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

菊池捷男(きくちとしお)

弁護士法人菊池綜合法律事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
与える心

私たちは、得るものによって生計を立てるが、与えるもので生きがいをつくるWe make a living by what we get, bu...

[ 大切にしたいもの ]

株式評価方法

これは過去に、このコラムで書いたことのある記事ですが、再度ここに書いておきます。株式評価方法 1-1,イ...

[ 会社関係法 ]

3 新会社法の特徴

3 会社法の特徴平成17年制定された会社法は、国会での審議で多くの付帯決議がなされた。そのうち重要なもの...

[ 会社関係法 ]

2 会社法の条文構成

2 会社法の条文構成これは第一編から第七編にわたる。第一編「総則」 第一章として、すべての種類の会...

[ 会社関係法 ]

1 会社法制定の理由

1 新会社法の制定の理由平成17年に単行法としては、初めて「会社法」が制定された。その理由は、多岐にわ...

[ 会社関係法 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ