コラム

 公開日: 2015-02-10  最終更新日: 2015-02-12

遺産分割⑤ 家庭裁判所の審判に対する不服申立と再度の考案

1,不服申立制度
(1)二審
遺産分割や寄与分を定める処分である審判に対する不服申立ての方法は,即時抗告です。
家事事件手続法85条1項は,「審判に対しては、特別の定めがある場合に限り、即時抗告をすることができる。」と定め,86条1項は「審判に対する即時抗告は、特別の定めがある場合を除き、二週間の不変期間内にしなければならない。ただし、その期間前に提起した即時抗告の効力を妨げない。」と定めています。
(2)三審
特別抗告・・・憲法違反を理由とする場合(家事事件手続法94条)
許可抗告・・・高等裁判所が許可した場合にできる抗告ですが,高等裁判所は,判例違反などを理由とする抗告は許可しなければならないことになっています(家事事件手続法97条)

2,再度の考案
家事事件手続法90条本文は,「原裁判所は,審判に対する即時抗告を理由があると認めるときは,その審判を更正しなければならない。」と規定しています。
これは,再度の考案についての明文の規定です。
再度の考案とは,審判をした裁判所自らが,自らした審判を是正することをいいます。審判の簡易迅速な処理を可能にする制度です。
そのため,同法87条1項は,「即時抗告は,抗告状を原裁判所に提出してしなければならない。」ことになっています。

ご相談は弁護士法人菊池綜合法律事務所へ!

この記事を書いたプロ

弁護士法人菊池綜合法律事務所 [ホームページ]

弁護士 菊池捷男

岡山県岡山市北区南方1-8-14 [地図]
TEL:086-231-3535

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

2

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
 
このプロの紹介記事
菊池綜合法律事務所|菊池捷男弁護士は数多くの民事裁判を手がけてきたエキスパート

法律事務所は決して敷居の高い場所ではありません。(1/3)

 事務所設立以来40年、「うそをつかない、ごまかさない」を信念に、離婚や相続など数多くの民事裁判を手がけてきた菊池捷男さん。現在事務所には菊池さんを筆頭に6人の弁護士が在籍し、民事から企業法務まであらゆる法律問題をサポートしています。 ...

菊池捷男プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

あらゆる法律問題に対処可能

事務所名 : 弁護士法人菊池綜合法律事務所
住所 : 岡山県岡山市北区南方1-8-14 [地図]
TEL : 086-231-3535

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

086-231-3535

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

菊池捷男(きくちとしお)

弁護士法人菊池綜合法律事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
ニュースレターがWEB上でご覧になれます
イメージ

弁護士法人菊池綜合法律事務所では,事務所のお知らせや法律に関する記事を掲載したニュースレターを不定期に発行し...

[ その他 ]

ウインストン・チャーチルが首相になるまで

1 保守党への復党と財務大臣就任と空位の時期ウインストン・チャーチルは、その後、民主党から保守党に戻り...

離婚は冷静に

喚きあい、罵りあってする離婚話は、無用な争いを起こし、エネルギーと時間を浪費するだけで、良いことは何もあり...

[ 離婚 ]

ウインストン・チャーチルに学ぶ、危機持のトップの天稟

1 ウインストン・チャーチルについて(1)誕生、幼年期ウインストン・チャーチルは、1974年、父ランド...

[ 歴史と偉人と言葉に学ぶ ]

指名委員会等設置会社って、何だ?

1 名称の変遷指名委員会等設置会社は、平成14年、大会社に適用される商法特例法(正しくは「株式会社の監査等...

[ 会社関係法 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ