コラム

 公開日: 2015-01-11 

相続相談 14.11.20のコラムに関する質問に対する回答

御質問をいただきました。
14.11.20のコラムで,私は,相続分の放棄をした場合に,他の相続人の相続割合に,どのような効果を生じさせるかを解説しましたが,このときの計算式がよく分からないという質問をうけました。そこで,お答えいたします。
質問された方の質問は,相続人が,妻,長男,次男及び長女で,各相続人の相続分が,妻3/6,長男1/6,次男1/6,長女1/6)という場合に,長女が相続分を放棄すると,長女の相続分である1/6は他の相続人に上記の割合すなわち妻3/6,長男1/6,次男1/6,の割合で割り振られるのではないか?という御質問です。
答えはそのとおりです。
ですから,これにより,長女の相続分である1/6は,妻,長男,長女に,3対1対1の比率で割り振られます。
その結果,長女の相続分であった1/6は,そのうちの3/5が妻に,1/5が長男に,1/5が次男に移転するのです。
これにより全相続人の相続分は,妻は,元々の3/6に長女の1/6の3/5が加わり,通分すると,3/6+1/6×3/5=15/30+3/30=18/30=3/5になり,長男と次男はそれぞれ1/6+1/6×1/5=5/30+1/30=6/30=1/5になるのです。
しかし,こんな複雑な計算方法ではなく,
①全相続人の相続分を,分母を同じ数にして通分する。 → 妻・・3/6,長男・・1/6,次男・・1/6,長女・・1/6
➁相続分の放棄をする長女の相続分のうちの分子1を,妻と長男と次男それぞれの相続分の分母6から引くという簡便な方法ですると簡単だということです。

この記事を書いたプロ

弁護士法人菊池綜合法律事務所 [ホームページ]

弁護士 菊池捷男

岡山県岡山市北区南方1-8-14 [地図]
TEL:086-231-3535

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

2

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
 
このプロの紹介記事
菊池綜合法律事務所|菊池捷男弁護士は数多くの民事裁判を手がけてきたエキスパート

法律事務所は決して敷居の高い場所ではありません。(1/3)

 事務所設立以来40年、「うそをつかない、ごまかさない」を信念に、離婚や相続など数多くの民事裁判を手がけてきた菊池捷男さん。現在事務所には菊池さんを筆頭に6人の弁護士が在籍し、民事から企業法務まであらゆる法律問題をサポートしています。 ...

菊池捷男プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

あらゆる法律問題に対処可能

事務所名 : 弁護士法人菊池綜合法律事務所
住所 : 岡山県岡山市北区南方1-8-14 [地図]
TEL : 086-231-3535

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

086-231-3535

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

菊池捷男(きくちとしお)

弁護士法人菊池綜合法律事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
「相続させる」遺言法理①  「相続させる」遺言法理は、最高裁・香川判決から始まる

「 私は、不動産の全部を、長男凸山一郎に相続させる。 」というような、特定の遺産(例では「不動産の全部...

[ 相続判例法理 ]

新著の上梓報告

今週の月曜日から金曜日までの、私のマイベストプロのサイトを訪問してくださった人の数は、連日、2000名を超...

[ 相続判例法理 ]

損害の発生後45年が経過して行使された損害賠償請求権が,消滅時効にかかっていないとされた裁判例

 45年前,新生児が誕生しましたが,母親の退院時,病院のミスで,新生児が取り替えられるという事故がありまし...

[ 民法雑学 ]

宅地建物取引業者の税金についての説明義務

 宅地の売買などをしますと,不動産譲渡所得課税問題が生じますが,その売買契約を仲介した宅地建物取引業者に,...

[ 不動産 ]

遺産分割に関する最高裁判決まとめ

・預貯金債権は,可分債権ではないので,遺産分割対象の財産になる(平成28年12月19日最高裁判所大法廷決...

[ 相続判例法理 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ