コラム

 公開日: 2014-09-25 

公用文の書き方 24 句点「。」の打ち方のルール

 句読点の打ち方に特別のルールがあるわけではありません。
 参考になるものに,昭和21年3月・文部省教科書局調査課国語調査室が、各種の教科書・文書などの国語の表記法を統一し、その基準を示すために公表した、「くぎり符号の使ひ方〔句読法〕(案)」がありますが,公用文の場合,公用文に関する規程(平成17年2月1日訓令第6号)があります。

1,句点(。)の打ち方のルール
(1)文の終止には,原則として句点「。」を打つ。
その文が,正序(例:春が来た。 ),倒置(例:出た、出た、月が。),述語省略(例:どうぞ、こちらへ。 )いずれであっても、すべて文の終止に打つ。
① 「 」(カギ)の中でも文の終止には打つ(例:「どちらへ。」「上野まで。」)。
➁ 引用語にはうたない(例5:これが有名な「月光の曲」です。)。
③ 引用語の内容が文の形式をなしている場合は,「。」を打つ。ただし,その文が簡単なものにはうたない(例:「気をつけ」の姿勢でジーッと注目する。 )。
④ 文の終止で、カッコをへだてて打つことがある(③及びこの④の文を参照)。
⑤ 付記的な一節を全部カッコでかこむ場合には、もちろんその中にマルが入る。例えば,「それには応永三年云々の識語がある。(この識語のことについては後に詳しく述べる。)」という文

(2)「こと」「とき」は丸,「もの」はなし
・文末が「~こと」又は「~とき」の場合は,「。」を打つ。
〔例〕…………課の分掌事務は、次のとおりとする。
1 当直に関すること。
2 庁内取締に関すること。

・文末が体言(名詞)の場合又は「~もの」の場合は,原則として,「。」を打たない。
「。」を用いない例
……………次に掲げる事項を記載した申請書を提出しなければならない。
1 申請者の氏名又は名称及び住所
2 職業
3 就業場所船名
4 その他・・・のもの

・ただし,体言止めに続いて文がくるときは,例外的に体言の後に「。」を打つ。
例えば,「賃金の支払の確保等に関する法律(昭和51年法律第34号。以下「賃金確保法」という。)第3条によれば,・・・」のような文

(3) 次のような場合には、「。」を用いない。
(ア) 題目、標語その他簡単な語句を掲げる場合
(イ) 言い切ったものを「( )」を用いずに「と」で受ける場合
〔例〕明治憲法が神聖にして侵すべからずと定めたのは、天皇無答責の規定であった。政府の見解は、主権の所在の問題と国体の問題とは、別個の問題であるとの立場にあることを明らかにしている。
(ウ) 疑問、質問などの内容をあげる場合(「。」の代りに「、」を用いた例)
〔例〕 次の会合は、いつ開かれるか、おりかえしご返事ください。

この記事を書いたプロ

弁護士法人菊池綜合法律事務所 [ホームページ]

弁護士 菊池捷男

岡山県岡山市北区南方1-8-14 [地図]
TEL:086-231-3535

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

15

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
 
このプロの紹介記事
菊池綜合法律事務所|菊池捷男弁護士は数多くの民事裁判を手がけてきたエキスパート

法律事務所は決して敷居の高い場所ではありません。(1/3)

 事務所設立以来40年、「うそをつかない、ごまかさない」を信念に、離婚や相続など数多くの民事裁判を手がけてきた菊池捷男さん。現在事務所には菊池さんを筆頭に6人の弁護士が在籍し、民事から企業法務まであらゆる法律問題をサポートしています。 ...

菊池捷男プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

あらゆる法律問題に対処可能

事務所名 : 弁護士法人菊池綜合法律事務所
住所 : 岡山県岡山市北区南方1-8-14 [地図]
TEL : 086-231-3535

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

086-231-3535

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

菊池捷男(きくちとしお)

弁護士法人菊池綜合法律事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
遺産分割の場合の注意 「課税価格」イコール「相続税評価額」ではないこと

1 遺産の評価問題遺産分割の調停の席で,遺産(相続財産)の評価をどうするかという問題が提起されることがあ...

[ 相続相談 ]

遺留分減殺請求事件と相続税の処理

1 遺留分減殺請求をして,相続財産の一部の返還又は価額弁償金の支払を受けた遺留分権利者甲の場合これによっ...

[ 相続相談 ]

情報公開条例の誤解⑤ コピー代は全額請求するべし

Q 当市の公開条例には,公文書の開示の方法として写し(コピー)を交付する方法を採っており,コピー代として1...

[ 地方行政 ]

情報公開条例の誤解④ 権利がないことと,権利の乱用は違うこと

Q 住民からの公文書の開示請求に応じた後の,公文書の内容に対する質問に対しては,回答する義務のないことは分...

[ 地方行政 ]

情報公開条例の誤解③ 助言義務は説明義務に非ず

Q 当市の公開条例には,第3条 何人も,この条例の定めるところにより,実施機関に対し,当該実施機関の保有す...

[ 地方行政 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ