コラム

 公開日: 2014-08-15 

継続的売買契約条項➁op 商品(動産)担保のための所有権留保条項

(所有権留保)
第○条
 本件商品の所有権は,乙が代金すべての支払を完了するまでは,甲に留保する。ただし,乙は,商品を販売又は加工することはできるものとする。
2 乙は,代金を完済していない商品については,場所その他の方法で,甲から購入した物以外の物と分別した上,標識を付すなどの方法でその所有権が甲に帰属することを表示しなければならないものとする。

解説
 原材料,商品等の動産を売り渡しながら,代金を完済するまでの間,その所有権を売主に留保する規定をおく場合があります。商品代金の担保のためであることはいうまでもありません。
 担保として留保した所有権に基づき商品の引渡を請求する場合は,事前に本契約を解除しておかなければなりません。
 当事者間では,所有権留保条項(第○条1項)で,目的は達成できますが,債務者が破産するなどした場合は,その商品が,他と識別され,かつ,甲の所有であることが表示されていないと,破産管財人などの第三者には対抗できません。
そのための規定として,2項が必要になります。

なお,売買契約の対象物(動産)が特定できておれば,売買債権の先取特権の行使もできます。

この記事を書いたプロ

弁護士法人菊池綜合法律事務所 [ホームページ]

弁護士 菊池捷男

岡山県岡山市北区南方1-8-14 [地図]
TEL:086-231-3535

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

3

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
 
このプロの紹介記事
菊池綜合法律事務所|菊池捷男弁護士は数多くの民事裁判を手がけてきたエキスパート

法律事務所は決して敷居の高い場所ではありません。(1/3)

 事務所設立以来40年、「うそをつかない、ごまかさない」を信念に、離婚や相続など数多くの民事裁判を手がけてきた菊池捷男さん。現在事務所には菊池さんを筆頭に6人の弁護士が在籍し、民事から企業法務まであらゆる法律問題をサポートしています。 ...

菊池捷男プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

あらゆる法律問題に対処可能

事務所名 : 弁護士法人菊池綜合法律事務所
住所 : 岡山県岡山市北区南方1-8-14 [地図]
TEL : 086-231-3535

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

086-231-3535

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

菊池捷男(きくちとしお)

弁護士法人菊池綜合法律事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
仮眠時間と労働時間性② 判例法理

最高裁平成24年2月28日判決2 法律判断(1)上告人らの職務は,もともと仮眠時間中も,必要に応じて,突発...

[ 労働 ]

仮眠時間と労働時間性① 前提となる事実関係

最高裁平成24年2月28日判決を紹介いたします。1 事実関係(1)当時者の立場使用者(被上告人)=不動産...

[ 労働 ]

従業員のエックス線検査受診義務違反に懲戒処分を科した判例

Q 当社で雇用した従業員のことで相談ですが、健康診断をしようとしたところ拒否されました。理由は、エックス線...

[ 労働 ]

遺言法理 遺言者は、もっと遺言執行者を活用すべし

遺言執行者は、遺言者に代わって、遺言書の実現に尽くす者ですから、遺言者は、ただ、「相続させる」と書いただけ...

[ 相続判例法理 ]

財産分与と不動産取得税

離婚による財産分与として不動産を取得した場合でも、不動産取得税はかかるのですか?かかる場合は、どのくらい...

[ 民法と税法 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ