コラム

 公開日: 2014-06-27 

公用文用語 17 きわめる・ください・くらい

1,きわめる(極める・究める・窮める)
① 極める
意味:これより先はないというところまで行き着く
例 :頂点を極める。困難を極める。口を極めてほめる。理を極めて言う。遺憾の極み
類語:極限・極論・極端

➁ 究める
意味:深く研究して明らかにする。
例 :真相を究める。道を究める。
類語:究極・究明・研究
③ 窮める
意味:行き詰まること・学問や芸道を奥深く研究すること
例 :進退窮まる。困難を窮める。学問を窮める。
類語:困窮・窮鼠猫をかむ・窮乏・窮境・窮極

④混用多々
「極める」と「窮める」とは,物事一般について,書かれる言葉ですので,使い分けが難しい場合があり,混用も多いようです。
「究める」は,学問や,芸道に関して使われる言葉ですが,「学問を窮める」「書道を窮める」という用語もあり,混用されることもあります。

2,ください(「下さい」か「ください」か?)
① 動詞の場合は漢字,補助動詞の場合は平仮名
➁ 下さい
意味:「下さる」という動詞の活用として使う場合に使う
例 :お便りを下さい。お菓子を下さい。
③ ください
意味:補助動詞の場合に使う
例 :問題点を話してください(この文では「話す」が動詞,「ください」は補助動詞)
なお,「公用文における漢字使用について」の1(2)キに,「・・・てください(問題点を話してください。)が掲げられています。

参照:補助動詞の意味
補助動詞とは、「別の動詞に後続することにより文法的機能を果たす動詞で、それ自体の本来の意味は保っていない(前の動詞との組合せで意味を持つ)ものである。類似の補助形容詞などもあるので、合わせて補助用言ともいう。」とされています。


3,くらい(「位」か「くらい・ぐらい」か?)
① 位
意味:身分・地位・称号を意味する名詞の場合は漢字で書く
例 位の高い人。位人臣を極める。位負けをする。
➁ くらい・ぐらい
意味:程度や限度を示す副助詞の場合は「くらい・ぐらい」と平仮名で書く
例:私くらいの年格好の人。あのくらいの大きさ。
参照:「公用文における漢字使用について」の1(2)カに,助動詞及び助詞は,平仮名で書くものとされ,「ぐらい(二十歳ぐらいの人)」が掲げられています。

この記事を書いたプロ

弁護士法人菊池綜合法律事務所 [ホームページ]

弁護士 菊池捷男

岡山県岡山市北区南方1-8-14 [地図]
TEL:086-231-3535

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

2

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
 
このプロの紹介記事
菊池綜合法律事務所|菊池捷男弁護士は数多くの民事裁判を手がけてきたエキスパート

法律事務所は決して敷居の高い場所ではありません。(1/3)

 事務所設立以来40年、「うそをつかない、ごまかさない」を信念に、離婚や相続など数多くの民事裁判を手がけてきた菊池捷男さん。現在事務所には菊池さんを筆頭に6人の弁護士が在籍し、民事から企業法務まであらゆる法律問題をサポートしています。 ...

菊池捷男プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

あらゆる法律問題に対処可能

事務所名 : 弁護士法人菊池綜合法律事務所
住所 : 岡山県岡山市北区南方1-8-14 [地図]
TEL : 086-231-3535

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

086-231-3535

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

菊池捷男(きくちとしお)

弁護士法人菊池綜合法律事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
顧客名簿と営業秘密

Q 当社の営業担当の従業員が、退職後、競争会社に入社し、当社の顧客名簿を利用して、営業活動をしています。な...

[ 会社関係法 ]

「常用漢字表」にない語でも、書きたい語の一例 → 「闘いに克(か)つ」

公用文に学ぶ漢字と仮名、使い分けの法則では、「常用漢字表」にない漢字、「常用漢字表」にあるが、“読み”のない...

[ 公用文用語 ]

ゴルフ場の経営と借地権

 ゴルフ場の経営のためには、事務所等の建物を建てる必要があるところから、その建物を建てることも内容とする土...

[ 不動産法(賃貸借編) ]

あわせる(合わせる・併せる)

ア 合わせる意味:一つにすること用例:手を合わせる。力を合わせる熟語:合算イ 併せる意味:別の...

[ 公用文用語 ]

通常損耗について、原状回復を約する条項の有効性

最高裁判所平成17年12月16日判決は、1 一般論「建物の賃貸借においては,賃借人が社会通念上通常の使用をし...

[ 不動産法(賃貸借編) ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ