コラム

 公開日: 2014-05-27  最終更新日: 2014-08-07

弁護士懲戒⑪ 遺言執行者は,本当に,相続人の代理人なのか?

1,委任状が要るのが,相続人の代理人でない証拠
 真実,遺言執行者が相続人の代理人ならば,遺言執行者が,相続人の代理人になって訴訟を起こす場合,相続人からの委任状は必要ないことになります。
 あたかも,親権者が,未成年者の代理人として訴訟を起こす場合,未成年者からの委任状を必要としないのと同じです。
 後見人が被後見人の代理人として訴訟を起こす場合,被後見人からの委任状を必要としないのと同じです。
 しかしながら,遺言執行者が,相続人の代理人になるときは,裁判所に,相続人からの代理権授与を証明する委任状を提出しなければなりません。
 それは何故か?
 遺言執行者は,相続人の代理人ではないからです。
相続人の代理人ではないから,相続人の代理人になるときは,相続人からの委任状が必要になるのです。

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