コラム

 公開日: 2013-05-27 

相続税のお話し 8 贈与税は相続税の補完税・・・節税策

1補完税の意味
相続税額は、相続開始時の遺産の額によって決まります。そこで、相続人の課税対象になる遺産の額を減らす目的で、生前贈与する場合を想定して、贈与税を課すことにしたのです。これが贈与税は相続税の補完税だと言われる所以です。

2相続税の節税目的の贈与
しかし、それでも、相続税の節税目的の贈与はなされます。
それは、贈与税の基礎控除額や、税率の差を利用した贈与です。
例えば、贈与を受けた人は、1年間に110万円の基礎控除が認められます、基礎控除額を超えた贈与であっても、それが200万円以下の部分の贈与税は10%でしかありません。
そこで、例えば、ある人が、親から、毎年310万円の贈与を受けた場合、その人は、毎年、(310万円-110万円)×0.1=20万円の贈与税がかかるだけですが、これは均して税率を出せば、6.45%でしかありません。
しかし、この人が生前贈与を受けなかった場合、相続開始時の遺産は、310万円多くなっているのですが、それにかかる相続税率は、40%であるかもしれないし、50%であるかもしれませんので、その場合は、贈与税より、はるかに高い相続税を支払うことになります。

このように、相続税の税率と贈与税の基礎控除額を計算に入れた税率を比較して、毎年、贈与を繰り返すことで、相続税を節税している人がいるのです。

この記事を書いたプロ

弁護士法人菊池綜合法律事務所 [ホームページ]

弁護士 菊池捷男

岡山県岡山市北区南方1-8-14 [地図]
TEL:086-231-3535

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

1

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
 
このプロの紹介記事
菊池綜合法律事務所|菊池捷男弁護士は数多くの民事裁判を手がけてきたエキスパート

法律事務所は決して敷居の高い場所ではありません。(1/3)

 事務所設立以来40年、「うそをつかない、ごまかさない」を信念に、離婚や相続など数多くの民事裁判を手がけてきた菊池捷男さん。現在事務所には菊池さんを筆頭に6人の弁護士が在籍し、民事から企業法務まであらゆる法律問題をサポートしています。 ...

菊池捷男プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

あらゆる法律問題に対処可能

事務所名 : 弁護士法人菊池綜合法律事務所
住所 : 岡山県岡山市北区南方1-8-14 [地図]
TEL : 086-231-3535

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

086-231-3535

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

菊池捷男(きくちとしお)

弁護士法人菊池綜合法律事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
共同保証人間の求償権の趣旨・消滅時効中断事由に関する初判例

最高裁判所平成27年11月19日判決の紹介時系列的事実関係⑴ 信用保証協会Aと主債務者会社の代表取締役Bが、銀...

[ 民法雑学 ]

労働 時間外労働等に対する割増賃金を年俸に含める旨の合意の有効性について(後半)

 最高裁判所第二小法廷平成29年7月7日判決は、①医療法人と医師との間の雇用契約において時間外労働等に対す...

[ 労働 ]

労働 時間外労働等に対する割増賃金を年俸に含める旨の合意の有効性について(前半)

 最高裁判所第二小法廷平成29年7月7日判決は、医療法人と医師との間の雇用契約において時間外労働等に対する...

[ 労働 ]

信用保証協会、二度目の最高裁判決

またまた、信用保証協会に不利な最高裁判決が出されました。2016-09-14付けコラムで紹介しました最高裁判所第三小...

[ 会社関係法 ]

立法論としての相続法⑬ 法制審議会で、民法1015条の字句を改めるべしとの意見出る

 現行の民法1015条は、「遺言執行者は、相続人の代理人とみなす。」と規定しています。この字句から、遺言執行...

[ 相続判例法理 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ