コラム

 公開日: 2013-05-07 

解決は、現場で、弁護士の手で

横領犯との交渉
職場で、従業員が横領を働いた。
しかし、本人は否認。
そこで、上司が、その横領犯に疑問をぶっつけ質問を始めた。
しかし、従業員は、一部の経理処理にごまかしをしたことは認めたが、金銭の横領は否認を続ける。
上司は、従業員の不自然な弁解に横領の疑いを濃く持ち、会社へは従業員の横領を報告した。
そこで、会社は、横領犯の嫌疑をかけた従業員を懲戒解雇にした。
その後、会社は、懲戒解雇された従業員から訴訟を提起されたが、横領の事実を証明することは出来ず、敗訴した。
というケースがあります。

民事事件でも、初動捜査は重要です。
こういうケースでは、弁護士に委任し、弁護士に現場へ行ってもらい、関係者から事情を訊いてもらい、また、証拠を収集してもらい、かつ、横領犯への厳しい質問をもしてもらうことが重要です。
それをすると、従業員が真に横領したかどうかが分かります。

横領の事実が明白になると、弁護士は、客観的な証拠で裏付け、横領犯の自白調書を作成し、懲戒解雇の資料を作成し会社へ提供しますので、会社も、横領犯を懲戒解雇にしても、後日訴訟を起こされるリスクは相当程度低くなるでしょう。

また、弁護士が、現場を調査し、本人に厳しく質問をしても、否認を覆すことができず、また、横領の証拠も発見できない場合もありますが、その場合は、従業員を解雇することは諦めるほかありません。しかし、この場合でも、弁護士が作成するその従業員に対する取扱マニュアルをもとに、その後継続的に監視しておれば、再発防止につながります。

会社内の犯罪に対して、上司がする調査や従業員への質問は、まことに手ぬるい。
そんな感じがします。
このような仕事は弁護士にまかせるべきです。



この記事を書いたプロ

弁護士法人菊池綜合法律事務所 [ホームページ]

弁護士 菊池捷男

岡山県岡山市北区南方1-8-14 [地図]
TEL:086-231-3535

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

3
<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
 
このプロの紹介記事
菊池綜合法律事務所|菊池捷男弁護士は数多くの民事裁判を手がけてきたエキスパート

法律事務所は決して敷居の高い場所ではありません。(1/3)

 事務所設立以来40年、「うそをつかない、ごまかさない」を信念に、離婚や相続など数多くの民事裁判を手がけてきた菊池捷男さん。現在事務所には菊池さんを筆頭に6人の弁護士が在籍し、民事から企業法務まであらゆる法律問題をサポートしています。 ...

菊池捷男プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

あらゆる法律問題に対処可能

事務所名 : 弁護士法人菊池綜合法律事務所
住所 : 岡山県岡山市北区南方1-8-14 [地図]
TEL : 086-231-3535

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

086-231-3535

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

菊池捷男(きくちとしお)

弁護士法人菊池綜合法律事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
道徳経済合一説

これは、渋沢栄一の持論とされている考え方です。ここで、道徳というのは、論語の教えのことです。渋沢栄一は...

[ 格言や歴史上の偉人の言葉に学ぶ ]

割増賃金の定額化に関する判例後の通達

すでに本コラムで紹介しました割増賃金の定額化に関する、最高裁判所平成29年7月7日判決を踏まえた通達が、同月31...

[ 労働 ]

大切にしたいもの 一能

吉川英治が描く、「私本太平記」の中に、楠正成が、一人の仮面師(めんし=鑿(のみ)を使って人の顔をつくる者) ...

[ 大切にしたいもの ]

特別の利害関係のある取締役が、取締役会決議に関わった場合の取締役会決議の効果

問題会社法369条は「取締役会の決議は、議決に加わることができる取締役の過半数(これを上回る割合を定款で定め...

[ 菊池と後藤の法律実務レポート(企業編) ]

就業規則の一括届出制度について

1 就業規則の届出義務は、事業場ごとに。労働基準法89条は、「常時十人以上の労働者を使用する使用者は、次に...

[ 労働 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ