コラム

 公開日: 2013-01-13 

会社不祥事を起こさないために 6 法令を調査する部署をつくる

⑴ 法令の重要性
2007年の赤福の「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律」(JAS法)違反事件は、“もったいない精神”から生じたものとされましたが、赤福には、法令違反の意識はなかった模様です。同社は、いったん製造した商品を冷凍し、それを解凍した日を製造日とするなどJAS法に違反した表示をしたのですがが、10年前にこの表示方法に問題はないかと地元の保健所に相談し「食品衛生法上の問題はない」との回答は得ていたのですから、違法性の認識はなかったものと思われます。しかし、この表示は、JAS法には違反していたのです。この事件の判明は、農水産業省からの指摘によります。この事件は、赤福に食品に関する法令に詳しい従業員がおれば避け得た事件です。なお、法令は、年々専門化し、詳細になっています。その会社に関係する法令については、完全に理解しておく必要があるのです。

注:

赤福のJAS法違反事件とは、売れ残り品等の赤福餅を再回収し再度冷解凍を行ったうえで、製造年月日を再解凍の日付にあわせ包装をしなおす「まき直し」と原材料名の表示について「砂糖、小豆、もち米」と表示すべきところを「小豆、もち米、砂糖」と表示した事件



⑵ インハウスローヤーの雇用
必要な法令を完全に知っておくためには、会社はインハウスローヤーを雇用しておく必要性が高くなっている、と思われます。

この記事を書いたプロ

弁護士法人菊池綜合法律事務所 [ホームページ]

弁護士 菊池捷男

岡山県岡山市北区南方1-8-14 [地図]
TEL:086-231-3535

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0
<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
 
このプロの紹介記事
菊池綜合法律事務所|菊池捷男弁護士は数多くの民事裁判を手がけてきたエキスパート

法律事務所は決して敷居の高い場所ではありません。(1/3)

 事務所設立以来40年、「うそをつかない、ごまかさない」を信念に、離婚や相続など数多くの民事裁判を手がけてきた菊池捷男さん。現在事務所には菊池さんを筆頭に6人の弁護士が在籍し、民事から企業法務まであらゆる法律問題をサポートしています。 ...

菊池捷男プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

あらゆる法律問題に対処可能

事務所名 : 弁護士法人菊池綜合法律事務所
住所 : 岡山県岡山市北区南方1-8-14 [地図]
TEL : 086-231-3535

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

086-231-3535

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

菊池捷男(きくちとしお)

弁護士法人菊池綜合法律事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
新著の上梓予告

今週の月曜日から金曜日までの、私のマイベストプロのサイトを訪問してくださった人の数は、連日、2000名を超...

[ 相続判例法理 ]

損害の発生後45年が経過して行使された損害賠償請求権が,消滅時効にかかっていないとされた裁判例

 45年前,新生児が誕生しましたが,母親の退院時,病院のミスで,新生児が取り替えられるという事故がありまし...

[ 民法雑学 ]

宅地建物取引業者の税金についての説明義務

 宅地の売買などをしますと,不動産譲渡所得課税問題が生じますが,その売買契約を仲介した宅地建物取引業者に,...

[ 不動産 ]

遺産分割に関する最高裁判決まとめ

・預貯金債権は,可分債権ではないので,遺産分割対象の財産になる(平成28年12月19日最高裁判所大法廷決...

[ 相続判例法理 ]

遺産から生ずる果実は,全相続人のもの

最高裁判所第一小法廷平成17年9月8日判決遺産は,相続人が数人あるときは,相続開始から遺産分割までの間,...

[ 相続判例法理 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ