コラム

 公開日: 2013-01-08  最終更新日: 2013-01-15

会社不祥事を起こさないために 1 社是・社訓の確立

多くの会社には、特に歴史のある会社であればあるほど、働く人に、誇りと喜びと生き甲斐を与える、社是・社訓があると思われます。
その社是・社訓は、経済的な利益の追求だけでは得られない、心の満足を伴う高い倫理観に裏打ちされたものになっているはずです。
このような社訓・社是は、会社トップから襟を正した経営をすることとなり、不祥事を起こしにくい企業文化を創り出すはずです。
これが生かされると、2012年大王製紙事件のような会社トップの特別背任事件等は起こらないことになるでしょう。

注:
大王製紙事件とは、大王製紙の創業家経営者が個人的なカジノの賭け金弁済のために子会社から数十億円の資金を引き出して会社に損害を与えた事件で、倫理観の欠如がみられる。
大王製紙にも、当然ながら、立派な社是・社訓はあると思われるが、社是・社訓だけでは、不祥事を阻止できない。しかし、高い倫理を要求する社是・社訓は必要である。
なお、経団連の「企業行動憲章」や「実行の手引き」を参考にすればよい。ここには、企業倫理の重要性と経営トップの責務が宣言されている。

会社には、下記の法令による内部統制システムの構築義務があります。
会社法362条4項6号
金融商品取引法24条の4の4,193条の2第2項

⑴ 内部統制の目的
①業務の有効性
②財務報告の信頼性
③事業活動に関わる法令等の遵守
④資産の保全

⑵ 内部統制の構成要素
①統制環境
②リスクの評価と対応
③統制活動
④情報と伝達
⑤モニタリング(監視活動)
⑥IT(情報技術)への対応

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