コラム

 公開日: 2011-04-27 

相続 159 遺言には、遺言内容の趣旨や遺言者の思いを書くべし

1 相続分を指定することの意味
法定相続分と同じ割合で相続分を指定しても意味はないので、相続分を指定することは、法定相続分を変更することになります。

2 法定相続分より不利な相続分の指定を受ける相続人への説明
これは相続人間で不公平感を持たせないために必要です。

3 遺言文例
第1条 遺言者は、次のとおり相続分を指定する。
 1 妻凸山春子(昭和○○年○月○日生)及び二男凸山次郎(平成○年○○月○日生)
各2/6
 2 長男凸山太郎(昭和○○年○月○日生)及び長女凹川一子(昭和○○年○月○日生)
各1/6
第2条 遺言者が、前条の相続分を指定したのは、長男と長女はいずれも大学を卒業させこの間その費用として1人各600万円は使っていること、二男はこれから大学へ進学する者でありその学資や生活費が必要であること、妻は遺産とは別に3000万円の生命保険金を受け取ることができることを考慮したものである。なお、長男と長女への学費や生活費援助という特別受益は、考慮済みであること言うまでもない。

第3条 遺言者は、良き妻、良き子を得て幸せな人生であったと思う。ただただ、妻に感謝する。子らは仲良く人生を送って欲しい。

第4条 本遺言は、遺言者が、明日から海外出張をするにあたり、万一を考え作成したものである。遺言者が、平成○○年12月末日まで生存していたときは、この遺言は失効するものとする。

この記事を書いたプロ

弁護士法人菊池綜合法律事務所 [ホームページ]

弁護士 菊池捷男

岡山県岡山市北区南方1-8-14 [地図]
TEL:086-231-3535

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0
<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
 
このプロの紹介記事
菊池綜合法律事務所|菊池捷男弁護士は数多くの民事裁判を手がけてきたエキスパート

法律事務所は決して敷居の高い場所ではありません。(1/3)

 事務所設立以来40年、「うそをつかない、ごまかさない」を信念に、離婚や相続など数多くの民事裁判を手がけてきた菊池捷男さん。現在事務所には菊池さんを筆頭に6人の弁護士が在籍し、民事から企業法務まであらゆる法律問題をサポートしています。 ...

菊池捷男プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

あらゆる法律問題に対処可能

事務所名 : 弁護士法人菊池綜合法律事務所
住所 : 岡山県岡山市北区南方1-8-14 [地図]
TEL : 086-231-3535

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

086-231-3535

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

菊池捷男(きくちとしお)

弁護士法人菊池綜合法律事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
「相続させる」遺言法理①  「相続させる」遺言法理は、最高裁・香川判決から始まる

「 私は、不動産の全部を、長男凸山一郎に相続させる。 」というような、特定の遺産(例では「不動産の全部...

[ 相続判例法理 ]

新著の上梓報告

今週の月曜日から金曜日までの、私のマイベストプロのサイトを訪問してくださった人の数は、連日、2000名を超...

[ 相続判例法理 ]

損害の発生後45年が経過して行使された損害賠償請求権が,消滅時効にかかっていないとされた裁判例

 45年前,新生児が誕生しましたが,母親の退院時,病院のミスで,新生児が取り替えられるという事故がありまし...

[ 民法雑学 ]

宅地建物取引業者の税金についての説明義務

 宅地の売買などをしますと,不動産譲渡所得課税問題が生じますが,その売買契約を仲介した宅地建物取引業者に,...

[ 不動産 ]

遺産分割に関する最高裁判決まとめ

・預貯金債権は,可分債権ではないので,遺産分割対象の財産になる(平成28年12月19日最高裁判所大法廷決...

[ 相続判例法理 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ