コラム

 公開日: 2015-12-22 

労働 団体交渉での議事録作成の目的

 団体交渉は,1回で済むというものではありません。回を重ねていくものです。
ですから,団体交渉期日ごとに,その期日調書を作成するべきです。これは通常「議事録」といっております。
 当事務所は,団体交渉で,使用者側の代理人として出席することが多いのですが,毎回議事録を作成しています。
 議事録を作成する目的は,①その期日に確認したこと,➁次回期日に当事者(多くの場合使用者側)が準備すること,③合意(交渉の手順に関する手続上の合意や,解雇を撤回するなど内容にわたる合意など)に達したことを記録に残し,それを前提に,次回期日の交渉を深めていくためです。それに,多いのが,④争点を明確にして労使双方の主張を簡潔に記録することです。
 とくに,この4番目の争点を書いておくことは重要です。
これは,平行線を辿り妥協の見込みのない議題について,いつまでも議論を重ねる無駄を省くために必要だからです。
先日も,あるテーマについて,(a)組合の要求の要旨及びその理由の要旨,(b)それに対する使用者の回答及び理由の各要旨,さらに(c)その争いが決着つく見込みがないことを理由に使用者側からそのテーマについての団体交渉打ち切りの提案をしたこと等を議事録に書きましたが,これらのうち(a)及び(b)は①の,(c)は④の例です。

ご相談は弁護士法人菊池綜合法律事務所へ!

この記事を書いたプロ

弁護士法人菊池綜合法律事務所 [ホームページ]

弁護士 菊池捷男

岡山県岡山市北区南方1-8-14 [地図]
TEL:086-231-3535

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

2

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
 
このプロの紹介記事
菊池綜合法律事務所|菊池捷男弁護士は数多くの民事裁判を手がけてきたエキスパート

法律事務所は決して敷居の高い場所ではありません。(1/3)

 事務所設立以来40年、「うそをつかない、ごまかさない」を信念に、離婚や相続など数多くの民事裁判を手がけてきた菊池捷男さん。現在事務所には菊池さんを筆頭に6人の弁護士が在籍し、民事から企業法務まであらゆる法律問題をサポートしています。 ...

菊池捷男プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

あらゆる法律問題に対処可能

事務所名 : 弁護士法人菊池綜合法律事務所
住所 : 岡山県岡山市北区南方1-8-14 [地図]
TEL : 086-231-3535

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

086-231-3535

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

菊池捷男(きくちとしお)

弁護士法人菊池綜合法律事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
内部統制システムとは何?⑥ 善管注意義務などとの関係

1 善管注意義務会社法330条は、「株式会社と役員及び会計監査人との関係は、委任に関する規定に従う。」と規定...

[ 会社関係法 ]

内部統制システムとは何?⑤ その他の内部統制システムの例

1 取締役等会社役員の義務は、抽象的なものから、順次具体的なものになっていくと考えると、分かりやすい大和...

[ 会社関係法 ]

内部統制システムとは何?④ 集団的企業内部統制システムの例

1 親会社の取締役には、子会社の経営を監視する義務がある 福岡高裁平成24年4月13日判決は、親会社の取締役に...

[ 会社関係法 ]

内部統制システムとは何?③ 内部統制システムが構築されていると判断された例

1 最高裁判決 最高裁平成21年7月9日判決は、内部統制システムが十分にできているという理由で、従業員の不法...

[ 会社関係法 ]

内部統制システムとは何?② 会社法及び会社法施行規則で明文化

1 判決を受けての法の改正 昨日のコラムで解説したように、大阪地方裁判所は、平成12年9月20日、会社に...

[ 会社関係法 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ